平成17年(2005)1月1日 土曜日
旧暦11月21日先勝

- おめでとう -

 新年あけましておめでとうございます。あほまろ今年も元気で元旦を迎えまし
た。今朝の天皇陛下はご苦労なことに午前5時半から「四方拝」とかいう宝祚の
無窮・天下太平・万民安寧を祈る儀式を行っているようですね、ちょうどその頃
のあたしゃベッドの中で、“あっ、揺れてる!”そう、地震の揺れで目覚めてし
まいましたよ。震源地の茨城や福島などで震度4だったそうですね。今年も元旦
早々から嫌な予感が・・・。
 変な時間に起こされてしまい、うとうとしていると、今度はヘリコプターの騒
音が・・・んったくぅ・・・もうちょっと寝ていたかったのに・・・。
 好きこのんで雷門の近所に住んだのですからこれも仕方が無いのでしょう。報
道各社も初詣取材で天皇陛下と同様、元旦の朝っぱらから働いているんですね、
うるさいけど今朝は許してあげましょう、と起き出したのは7時ちょっと前かな
。さて、新年最初の仕事は「若水」です。
 「若水」の風習を昔、田舎で祖父から教えて貰いちゃんと実行していますよ。
元旦だけはその家の主人が朝早く起き、まだ誰にも会わないうちに井戸水を汲み
に行くのです。もし人に会ったとしても絶対に口をきかない・・・。それが「若
水」なんです。「若水」を神に供えた後は、その水を使って家族の食事を作るの
ってのが本来の慣わし、でも、今じゃ井戸は無いし、ヒネルトジャーだし。
 元旦のあほまろも、横で寝ている女房を起こさないように抜け出して、水道か
ら「若水」を汲んで神棚にお供えしましたよ、一応、主人なもんで、我が家の新
年の希望と決意をお願いしましたよ。
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 この数日雪と晴れが繰り返していますね。昨日と打って変わって快晴の元旦を
迎えました。我が家から富士山も綺麗に見えていますよ。寒がるモモちゃんを強
引に引っ張っていつもの散歩コースを歩いてきたのですが、いつもと違うのは、
元旦で有り昨日の雪であり。残雪の浅草には早朝から大勢の参拝客であふれてい
ます。
 普段なら堂々とモモちゃんを連れて入れる浅草寺本堂内はペット禁止、うさん
臭いどう見てもバイト風のガードマンに怒鳴られてしまいました。外の賽銭箱は
取り外されてしまって無いので、初詣のお賽銭をあげることもできません。しか
たが無いので、外から合掌したのです。元旦早々気分の悪い連中だ!!
 その変わり、隣の浅草神社は外なのでペットを連れても文句は言われません。
初詣のために用意した500円玉を2枚とも浅草神社の賽銭箱に入れて帰ってき
ましたよ。浅草寺さん、無礼なガードマンを雇ったおかげで大損害でしたね。っ
て、いっても500円じゃ偉そうには言えないね・・・。
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 あほまろ家の大晦日は、家族揃って手巻き寿司と相場が決まっています。昨夜
もみんな揃って手巻き寿司。この時ばかりは高級な素材を奮発するので、売れ行
きの良いこと良いこと。毎年NHKの紅白歌合戦に合わせて開始するのですが、
今年紅白ではまだ前座が唄っているうちに売り切れでしたよ。
 お鍋も良いですが、こうしてみんなで食材を囲んでの団らんってのは楽しいで
すね。こんな食事は年に一度だけ、あほまろにとって高級素材の手巻き寿司より
も家族全員が一緒に過ごす時間が楽しいんですよ。
 そんな素晴らしい日のために大切にとっておいたワインを開けました。山梨の
中央葡萄酒株式会社の先代の社長が孫が産まれた記念に仕込んだという幻のワイ
ン「彩奈」なのです。もちろん彩奈は24才になるお孫さんの名前なのです。今
年テレビのグルメ番組でこのワインを知り、非売品を承知で何度も交渉した結果
入手できた代物なんです。
 この会社のワインは「グレイスワイン」といって、どっちかというと山梨独特
な鉱水で育てたブドウなので、どれもやや辛口に成なのが特徴です。それが、こ
の1980年収穫のヴィンテージとなるとこれがとってもまろやかで甘口になっ
ているのです。コルクの先の真っ黒い変色が時代を感じさせ、開いた瞬間のフル
ーティな香りが24年間の空気の凝縮でもあるかのように部屋中に漂っています
。普段はあまりワインを口にしない息子も結構満足して味わっていましたよ。
 こんなワインを造っておいてくれた彩奈さんのおじいさんって、とっても素敵
な人だったのでしょうね。もし孫が出来たらあほまろも何か・・・、って考えて
ても・・・。子ども達は良い歳してまだ独身だし・・・。
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 本年も、「あほまろとモモちゃんの朝の日記」と「江戸ネット」を宜しくお願
い申し上げます。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数59枚