平成16年(2004)12月11日 土曜日

- 義士祭 -

 10月30日に取り外された浅草寺本堂の大提灯が納めの観音までに戻ってく
るそうです。10年ぶりに新調されるこの大提灯も京都の老舗「高橋提燈」で造
られており、先日その様子がテレビで紹介されていました。
 高さ4.5メートル、直径3.5メートルと、昨年新調した雷門の大提灯より
一回り大きく、ここに有る4個の大提灯の中でも最大を誇るのです。羽子板市の
中日、観音縁日の18日の法要でお披露目されますよ。
 来年の年始詣で新しい大提灯が見られる・・・、と思ってはいけません。年末
年始にかけて、参拝の邪魔にならないようにと畳まれていますよ。いち早く見た
ければ、羽子板市の最終日が良いでしょう。
 これで昨年から総ての大提灯が新しくなったのですね。次に新しくなるのはお
よそ10年後、あほまろとモモちゃん、次の架けかえまで散歩を続けていられる
でしょうかね・・・。
http://www.edo.net/edo/topic/041211.html
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 内田裕也が主催する恒例の年越しライブ「ニュー・イヤー・ロックフェスティ
バル」が、中国・上海のアークホールと、浅草ロック座との2元開催が決定した
そうです。昭和48年に渋谷で産声をあげたこの年越しライブ。その後、新宿、
下北沢、浅草など場所を変えながら「継続は力なり」を実践して今年32回目。
いみじくも日中国交回復から32年目でもあり、「何かとぎくしゃくした日中関
係をロックが取り持つ。民間外交の使命は大きい」と歴史的なカウントダウンに
期待を込めて準備中だそうですよ。でも、テレビでも中継はなされないとのこと
ですが、その様子は1月6日の深夜にフジテレビが放送するとか。
 当日のロック座は会場が狭いので、先着順に入場を受け付けるといってました
よ。もちろん木戸銭は取られるんでしょうけど、行ってみたい気も・・・。
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 この時期になると、そろそろ話題になってくるのが忠臣蔵ですね。元禄14年
3月14日、播州赤穂藩主の浅野内匠頭長矩が江戸城内で吉良上野介義央に切り
かかり、その日のうちに切腹を命じられた。翌元禄15年12月14日、浅野の
家臣、大石内蔵助以下四十七士は、吉良の屋敷に討ち入り、吉良上野介の首級を
あげて浅野内匠頭の無念を晴らしたってお馴染みの筋書き。
 先日、上野で「義士祭」のポスターを見付け、なんとなく気になっていたので
、昨日高輪の泉岳寺に行ってみました。平日なので参拝客の少ない境内では14
日の「義士祭」の準備が行われております。当日の境内では、和太鼓の演奏やな
ぜか歌謡ショーなんかも行われるようですよ。
 境内に開設された「赤穂義士記念館」では、四十七士に関する遺品数や石巒作
と云われる大石父子の木造などが陳列されていましたが、そのどれもが「伝」の
冠付きで展示されているのです。誰が「伝」えたのかの記載は無くても「伝」で
通してしまういい加減さにちょっと困惑。特に堀部安兵衛が書いたとされる「は
みがき屋」の看板や「刷毛屋」の看板など、ちょっと眉唾な感を受けるんですよ
、せめてその出所と「伝」の由来なども併記して展示して欲しいですね。
 そういえば、落語の中にも「伝小野小町の腰巻」とか、「伝岩見重太郎の溲瓶
」なんてのも実しやかに語られているのといっしょかな?
 見るところがほとんど無く、総てが「伝」で飾られているこの「赤穂義士記念
館」、入場料は大人500円です。これに価値を見いだす人はよっぽどの忠臣蔵
通なのでしょうね。
 都会の中のオアシスのような佇まいの泉岳寺ですが、一つ気になったのは、動
物を連れて入れないこと。あほまろは浅草に住んでいて良かった・・・。
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 今日から雷門前のセブンイレブンとデニーズが開店しました。開店の記念の大
目玉商品としてお弁当がなんと50円引きで売られるそうです。お得なのかな?

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数29枚