街の話題もすっかり師走です。昨夜逢った近所の鳶頭、“今年の注連縄売りの
打ち合わせだよ、いや〜忙しい・・・”なんて叫びながら慌ただしく居酒屋に入
っていきましたよ。いったい何が忙しいのやら。
仲見世の縁起看板に混じって、今朝から「羽子板市」の看板も取り付けられま
した。華やかな美しさやみごとな細工に目を奪われる江戸押絵羽子板が並ぶ浅草
の羽子板市は全国に知れ渡っています。あほまろの知り合いにも、この有名な伝
統工芸品を神奈川県の二宮町で製作している職人の尾崎さんって方がいらっしゃ
り、毎年欠かさず夫婦でお店を出しにやってくるのです。
歌舞伎役者の顔や舞台姿を写した羽子板は江戸っ子たちがこぞって買い求める
ほどの人気を博した。今でいうブロマイドみたいなモノだったのです。それだけ
ではなく羽子板には邪気や災いを跳ね除ける縁起物の意味も有るようですが、最
近ではそんな縁起をかついで買っていく人は少なくなりましたよ。それよりも話
題は毎年の「顔」でしょうね。
昨日の産経新聞に、イチローや紀宮さまが登場する「変わり羽子板」が紹介さ
れておりました。それによると、今年の変わり羽子板には計17人が登場するそ
うです。
「婚約内定を喜ぶ紀宮さま」「262の数字とバットを構えるイチロー」「アテ
ネ五輪で金メダル2個を獲得したチョー気持ちいい水泳の北島康介」「柔道で3
連覇した野村忠宏」「冬ソナのペとチェ」「プロ野球新規参入した楽天の三木谷
浩史社長」「プロ野球新規参入出来なかったライブドアの堀江貴文社長」などが
登場するんですって。
今年の羽子板市は12月17日から19日まで、現在取り外されている本堂前の大
提灯も、それに合わせて完成するようです。羽子板市の賑わいは、またこの日記
でも紹介しますね。
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今朝の写真は、雷門の前でおすまし顔のモモちゃんです。大提灯の真正面で撮
ったのですが、ご覧の通り大提灯が少しずつ右に回ってきたのです。吊り下げて
いるロープや金具はそのままなので、一種のゆがみなのでしょうか。くだらない
ことではありますが、最近妙に気にかかるんですよ。
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先月から行われている六区フラワー通りの緑地の撤去がほぼ終わりました。こ
れから、曲がった道路を真っ直ぐに直して完成するようです。工事の看板を見る
と、工期は11月17日から12月17日の一月と書かれています。また、この
工事の名称がふるっているんですよ。「区道台第24号線ほか1路線株物移植及
び撤去工事」やたら長い名前ですが、簡単に言えば「株物撤去工事」。これで、
六区の中でも一際目立っていた緑地帯が無くなってしまって、きっと近隣のみな
さんは喜んでいるのでしょうね。
緑地帯が無くなって見晴らしが良くなった商店街の屋上に、往年の人気俳優の
看板を並べるのだそうです。浅草の六区を青梅や湯布院のように・・・。
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今更なんですが、横田めぐみさんの偽遺骨問題で、「虚偽は極めて遺憾」と発
言した小泉首相。「日朝平壌宣言の誠実な履行があって初めて現実の課題として
上がってくる。まだその前段階だ」と指摘しながら、残る12万5000トンの
食糧支援については「今すぐ実施する考えはない。全般的な状況を見極めなけれ
ばならない」と述べている背景はいったい何なのでしょう。
あのブッシュでさえ成し得なかった、北朝鮮の首脳との直接対話を実現した人
物としての歴史に傷を付けたくないのかもね。あんた以外の日本人が呆れている
、「靖国神社を参拝する・・・」、って意地をはっていることと何ら変わること
無いっていうのに・・・。
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