平成16年(2004)11月8日 月曜日

- 乾燥注意 -

 立冬を過ぎると寒さが増してきました。それに屋外はとっても乾燥しているの
です。玄関のドアを開こうとした瞬間、ショック!そう、これからはこんなのに
も注意しなければいけないのですね。また、風邪のウイルスも低温低湿の環境を
好むのだとか。これからの時期は部屋を温かくしても乾燥しないように注意する
ことも心がけましょう。
 乾燥の時期は火災にも注意しなければいけません。特に今年は三の酉まである
年なので、火災が多いそうです。浅草でも今年に入ってから大きな火災が相次い
で起こっています。特に長時間燃え続けた三平ストアーの火災、恐かったですよ
ね。
 台東区でも、火災防止と吸わない人への思いやりを重視した、分煙化が推進さ
れ始めました。千代田区のようにまだ区内全域を禁煙にするってことはないよう
ですが、とりあえず「スモーキングエリア」の表示が出されている場所以外では
喫煙しないようにとの警告がだされております。その一貫として、今朝から雷門
前の観光センターに「スモーキングエリア」が設置されました。地図によると、
この付近には、隅田川沿いに網一カ所有るようです。それ以外の場所は全域が禁
煙地区になってしまったのです。こんな立派な灰皿に多額の予算を使ってしまっ
たってことは、台東区としては、まだまだ区内全域を禁煙にする気は無いようで
すね。
 立派な「スモーキングエリア」ですが、この場所は勝手に人力車の駐輪場にさ
れているので、誰も使えないかもね。
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 浅草のあちこちでは、冬に向かっての準備が行われております。雷門を潜って
まず気付いたのは、日除けの屋根が取り外されました。広々と空が抜けたような
素晴らしい開放感です。でも、この状況は今月中だけ、来月になると正月の飾り
で再び空が狭くなってしまいますけどね。
 公会堂のオレンジ通りの花壇には、冬用の花を植える作業が行われております
。この通りに設置された花壇には春夏秋冬季節の花が飾られるのですが、綺麗な
のは飾られた当初だけなのです。日数が経つにつれてゴミが散乱し、心ない商店
では花壇の上に平気で商品を並べるところも有るのですよ。花壇を整えるのだけ
じゃ無く、その運営も含めて考えてもらいたいものです。
 ほら、さっそく新しい花が並べられた横では、トラックからティッシュペーパ
ーの段ボールが山ほど積まれ始めましたよ。準備段階からこの調子じゃね・・。
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 あれから16年も経つと、昭和って響きも懐かしくなってしまいました。ちょ
っと昔の昭和ですが、64年間も続いた時代でもあり、日本が始めて敗戦を経験
した時代でもあるのです。
 昭和を題材としたテーマーパークはお台場を始め全国で展開されております。
そんな中でも、ノスタルジックな挿絵で知られるイラストレーターの峰岸達さん
の作品展「昭和の風景」が、江東区立古石場文化センターで開かれています。
 会場の江東区立古石場文化センターは、映画監督の小津安二郎氏の生誕地の近
くでも有り、彼の特別展示コーナーがあるのでお馴染みですね。今回のイラスト
展は、小津安二郎監督が生きた時代と昭和三十年代とを関連づけて企画されたよ
うです。映画「東京物語」の中の昭和時代がメインテーマですが、あの時代の事
を憶えている人もどんどん少なくなってきているのでしょうね。
 狭い町並みを自動車と一緒になって走る黄色い都電、舗装されていない都内を
走るボンネットバス、学校の体育館で跳び箱の五段を軽々と飛ぶブルマー姿の女
の子、やんちゃ坊主のベーゴマ遊び、映画の子役「突貫小僧」とキャッチボール
をする小津安二郎監督姿等々、エピソードが添えられたイラストで昭和を演出し
ているのです。開催は今月十四日まで、十三日午後二時から、峰岸さんが装画を
描いた著書があるコラムニスト・泉麻人さんと峰岸さんとの対談もあるそうです
よ。
 そういえば、峰岸は町田忍さんの著書の表紙も書かれていましたね。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数36枚