平成16年(2004)10月28日 木曜日

- 奇跡 -

 今朝も爽やかな秋晴れになりました。昨日と変わって空には全く雲はありませ
ん。昨日の気味の悪い地震雲でなんとなく大きな地震がやって来るのではないか
との推測、やっぱり当たってしまいましたね。
 あほまろが秘密基地にしている事務所は古いビルなので、ちょっとした地震で
も揺れが大きく、本棚の本までが飛び出してくるほどなのです。昨日の地震でも
、整理途中の絵葉書の束が床に散乱してしまったり、資料の山が崩れたり、それ
でなくても捨てるに捨てられないゴミの山の中で暮らしている状況、もしものこ
とが起こったとしたら、ゴミの山に埋もれたあほまろの姿が・・・、なんてこと
本当に有るかもね。でも、大好きなゴミ(本人はゴミとは思っていないが、一般
的にはゴミと称されているようだ)に囲まれてあの世に召されるならば幸せなの
かも知れません。
------○------
 暗いニュースが多い中で、大きな奇跡が起こりました。砂崩れ現場から92時
間ぶりに救出された皆川優太ちゃん、特に大きな怪我もなく元気にお父さんと会
話ができるほど回復したようです。一緒に車に乗っていたお母さんとお姉ちゃん
は残念でしたが、優太君犠牲になった二人と今回の震災で犠牲になった大勢の人
の分まで長生きして欲しいですね。
 前回の関西大震災の時も約79時間後に救出されたケースや、トルコでの地震
では約58時間、昨年のアルジェリアの地震でも約52時間と長時間埋もれてい
て救出されたケースもありましたが、今回の92時間はたぶん世界的に見ても珍
しいことだったようです。
 昨日は、救出劇の一尾始終を中継するテレビに釘付けになった方も多かったで
しょう。あほまろも仕事なんて全く手に付かずテレビの前で、ガンバレガンバレ
と声援を送っておりましたよ。特に優太ちゃんのあどけないまなざしが写し出さ
れた瞬間は、ホッと胸をなで下ろしたのでした。
 総てのチャンネルが救出の中継になってしまいましたが、途中のCMが目障り
でほとんどの方々がNHKの中継を観ていたようです。時々民法に切り替えてみ
ると、無責任なアナウンサーやコメンテーターなる方々が、いい加減な推測だけ
で“救助隊の医師がお母さんの脈をとっている”とか、“お母さんは、隊員の問
いかけに答えているのでもう安心・・・”、そんなことまで言ってました。結果
は残念でしたが、あのアナウンサーやコメンテータなる連中、後のニュースで、
“あの車の中で生き延びられるとは考えられなかった、ただ優太君が奇跡的に助
かったのが何よりの幸い・・・”、なんて事いってましたよ。さっきの発言はい
ったい何だったの?
 あほまろがこんなに真剣にテレビ中継を見守ったのは、とっても珍しいことで
した。確かに関西大震災や台風の被災地からの中継なんてのも見ていた記憶が有
るのですが、トイレに行くのも我慢して何時間もテレビの前に釘付けになってし
まったのは、あの浅間山荘事件以来だったかも知れません。こんな悲惨な中継、
今後絶対に経験したくないですよね。
------○------
 日本人全員が中越地震に注目している最中だっていうのに、またまたイラクで
日本人が人質になったようです。インターネットのホームページでは、黒ずくめ
の覆面男3人が“我々は日本政府に対し自衛隊撤退のために48時間の猶予を与
える。撤退しなければ、この男の運命は・・・”、などと声明を発表する連中の
動画が公開されております。
 小泉首相はこの声明に対してきっぱりと、“自衛隊の撤退はあり得ない”との
コメントを出しております。前回もそうだったように、裏では日本政府がイラク
の聖職者や部族の長などに協力を要請しているとも伝えられております。こんな
ことにまた国民の税金が使われるのでしょうかね。
 今回の人質は何の用事でイラクに行ったのかは判りませんが、周りの方々の話
では全く無責任な行動、取材に応じた両親は、“イラクを見て、自分の将来を考
えようとしていたのではないか・・・”、ん〜、理解に苦しみますね。これぞま
さしく自己責任。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数34枚