平成16年(2004)10月27日 水曜日

- 地震雲? -

 秋晴れの良いお天気になりました。でも、冷たい風が吹き付けています。空を
見上げると北東から南西にかけて不気味な筋状の雲が続いています。これって、
以前何かで見た地震雲にそっくりなのです。
 新潟県中越地震の被害が伝えられる中、またまた東海地震や関東も危ないなど
と物騒な話題が盛り上がっています。絶対に無いとはいえませんが、これから冬
に向かって気温もどんどん下がってくる中、どんな備えをしていたら良いのでし
ょう。水や非常食は良いにしても我が家には犬が4匹なので、犬用の非常食も用
意しておかなければならないのです。それも、歯が無くなってしまった老犬が二
匹も居るので食事を作ってあげるための携帯カセットコンロも買っておかなけれ
ばいけないし、毛布や厚手の衣服だって・・・・。
 昨夜は色々考えながら眠れない夜でした。とりあえず家のラジオに新しい電池
を入れただけ、電気が使えなくなるとラジオだけが頼りだったって新潟の方も言
ってたもので・・・。
 札幌では早くも初雪の便りが、今年は寒い冬になりそうです。今朝の雲がまさ
か・・・、であって欲しいですね。
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 浅草寺裏広場で作業が続いていた「東京時代祭」の桟敷席が完成しました。行
列に参加する全員がこの広場から出発します。ここに居ると総てのイベントを見
ることは出来るのですが、やっぱり路上をパレードする姿が一番絵になるようで
す。
 昨年は雨でさんざんでしたが、今年の文化の日は曇り時々晴れの予想が出てお
ります。これが終わると浅草のイベントとしては12月の羽子板市でお仕舞いで
す。毎年同じ事を繰り返しているのが年中行事ですが、あほまろはどのイベント
も新鮮に感じてしまうってのも、やっぱり浅草の魅力なのでしょうね。
 今年もたくさんの写真を撮りつもりでおります。人間は毎年経験をつんで知恵
が付いていく生き物なのです。繰り返される行事を何度も経験するたびに、少し
ずつ要領が良くなっているようですよ、きっと今年も楽しい写真が公開できるで
しょうね。「あほまろ写真館」ご期待ください。
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 “時代まつりの内容のパンフレットはどこで貰えるのでしょうか”、雷門前で
写真を頼まれた和歌山県からやって来たという若い女性の三人連れです。向かい
の観光センターで貰えるのだけど、まだ開いていませんね、それに毎年パンフレ
ットが配られるのはイベントの数日前からなので、開くまで待っても用意されて
いないかもしれないよ。そんなことを教えてあげると、一人の女性が、 “ググっ
たらどっかに書いてあるかも・・・”、ん、何それ・・・。
 そうか、パソコンで検索してみるってことね。検索といえばGOOGLE、そ
れを縮めて“ググる”って動詞にしてしまったのですね。“あら、知らなかった
の、誰でも使っている言葉だよ”、そんなこと言われたって、おじさんは知らな
かったし・・・。
 “あのね、私のお父さんだって50才を過ぎているんだけど、インターネット
で何でも調べているんだよ。おじさんもインターネットやってみたら、世界が変
わるかもよ・・・”、ん〜、このハイテクおじさん“ググる”って言葉を知らな
かっただけで、パソコン音痴だと思われてしまった・・・。カメラを受け取ると
、そそくさと観音様に向かって歩き始めた彼女たち、それ以上の会話は続かなか
ったのです。
 本当はあんたたちよりもパソコンに詳しいんだ!、って、教えてあげたかった
よ・・・。
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 今日から11月9日まで「読書週間」が始まります。本の流通大手、日本出版
販売では、全国の252書店で読み聞かせキャンペーンを展開するそうです。 こ
のキャンペーンは、読み聞かせ会を継続開催している取引書店に呼びかけ、「読
書週間」にあわせて全国で読み聞かせ会を開催するのだそうですが、なぜ読書が
読み聞かせになってしまったのでしょう。
 本来、本は読む物で聞くものではなかったはずですが、子ども達の本離れをな
んとかしようと、ラジオ番組(東海ラジオ「絵本の時間 おはなしマラソン」)
がきっかけとなって全国に広まった運動のようです。
 そういえば、最近ではCDで宮本武蔵全巻が聞けるとか、池波正太郎さんの全
集もCD化されるなんてのも宣伝で見かけるようになりました。こんな調子で文
化が進んでいくと、そのうちに「朗読してくれなければ本じゃ無い」そんな時代
がやってくるのじゃないでしょうか。それもそのはず、作家さんだって、口実筆
記なんての当たりまえなのだとか・・・。
 せめて今の世の中、「読書週間」だけは漫画以外の本も読んでみましょうね。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数33枚