平成16年(2004)10月5日 火曜日

- 国産ワイン -

 “○○殺すにゃ刃物は要らぬ、雨の3日も降れば良い”、おっしゃる通り、今
日で三日目の雨の朝を向かえてしまいました。それも土砂降りです。毎日こんな
調子の雨が続くと、○○に入れる職業がどんどん増えていきそう。モモちゃんだ
って、こんな雨の中では用を足すこともできず困っているのですよ。早く晴れて
欲しいですね・・・。
 でも、気象庁によると、低気圧や前線の影響で、今朝から明日にかけて、近畿
から東北地方の広い範囲で局地的に非常に激しい雨の降るおそれがある見込みだ
そうです。きっと、明日の朝も同じ調子で降り続いているのでしょう。
 浅草寺境内では、この雨の連続で菊まつりの準備も滞りがちなようです。開催
まではまだ10日も有るのでのんびりと準備をしているのでしょうが、昨年の記
録をみると、10日前には完全に造作が出来上がりあとは菊が来るのを待ってい
るだけでした。
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 そんなわけで浅草では何の話題も見付からず、昨夜飲んだワインの味について
ちょっと語ってみましょう。
 日本酒が好きな人には、純米、吟醸、大吟醸などその製造方法や味などは口に
しただけで種類が判断できるでしょうけど、これがヨーロッパ人にはどれも同じ
ように感じてしまうといっていたことを思い出します。しかし、彼らには身体で
憶えたワインの文化があります。日本人には白と赤の区別だけしか解らない連中
が多い中、“これは何処何処産の何々”、“防腐剤が多くて不味い”なんてはっ
きり評価するのです。
 あほまろも昔ドイツで会社を経営していたころに憶えたドイツワインの味が好
きで、ワインといえばドイツの白ワインだけと決めておりました。特にフランケ
ンのフランツ・キルヒ・ワイン農園に知り合いが居たため、あの独特なボトルの
形のボックスボイテルを好んで飲んでいます。
 ドイツは、他のECワイン法に比べ、独自のドイツワイン法によりさらに詳細
厳密に格付けされているので、銘柄だけで安心できるのもその伝統の格式なので
しょう。それで安心して飲むことができるのです。
 日本にも多くのワイナリーが存在しています。特に近年では山梨県勝沼町の物
が有名ですね。それが、ワイン好きのあほまろには向いていない味というか、ド
イツワインを飲み慣れている者にとっては全く別物にも感じてしまうのです。表
現はおかしいかも知れませんが、外国の寿司屋に天麩羅もすき焼きもステーキま
で一緒のカウンターに出るような、そんなワインなのです。
 また、以前問題になった海外から濃縮果汁を輸入して造っているワインが有っ
たように、イメージからしてとっても悪い感じだったのです。ところが先日、夕
食でワインを飲みながら観ていたテレビ番組に勝沼で本格的にワインを造ってい
る会社が紹介されていたのです。
 はじめは、どうせ国内産ワインと称するビン詰めが国内で行う例の・・・、な
んて思って観ていると、この会社の先代が孫娘が産まれた記念に仕込んでおいた
という「彩奈ワイン」、今年で娘さんの年と同じ24年才のワインなのです。
 もちろん非売品、娘さんの結婚式などのお祝い事で使おうと大切に仕舞ってい
るようです。そんな特別なワインですがテレビの番組出演の記念として開けてし
まったのです。年代は経っていますが、飲んだ感想は酸化も無くとってもまろや
かとのことでした。
 さて、そこであほまろの好奇心がムラムラしてきたのは当然ですね。さっそく
中央葡萄酒を調べ、譲って欲しいと頼み込んでみました。しかし、結果は非売品
なので・・・、御丁寧なお断りのお返事。
 それではと、あほまろが好む味のワインを購入してみようと、色々と注文を出
してみたのですが、その好みの味はやはり「彩奈ワイン」しか無いとのこと。あ
まりのしつこさというか、遠慮無しの世間知らずというか、何度かメールのやり
とりに疲れたというか、限定の「彩奈ワイン」を貰ってしまいました。
 いざ、我が家に届くとこれがなんとなくもったいなくて開けられないのです。
一緒に注文した「シャルドネ」と名付けられた白ワインのほろ苦さはいつものド
イツワインとはちょっと違った方向なのですが、これってとっても本格的に造っ
ているワインで気に入ってしまいました。とってもお勧めワインですよ。
 この調子で国産ワインも一通り見直してみたくなってきましたよ。身体に悪い
のは承知なのですがね・・・。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数20枚