平成16年(2004)7月2日 金曜日
- 炭坑節 -

 一年365日の折り返しの日だそうですよ。今年は閏年なので、今日の午前零
時で平成16年の半分を折り返したことになるのです。月日が経つのは早いもの
ですね。そんなこんなしているうちに、もうすぐ正月なんてことに・・・。
 ♪はぁ〜朝もはよからヨオーぉ〜犬なんて連れてナイ ハヤロ ヤッタナィ♪
朝から自我感情が高揚しているあほまろ、ついつい大きな声で歌なんて歌ってし
まって、モモちゃんが不思議そうにあほまろを見上げています。それより、通勤
で駅に急ぐお姉ちゃんたち、何かクスクス・・・、はっと我に還って赤面赤面。
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 実は、昨夜のことを考えるとついつい口ずさんでしまったのです。そう、常磐
炭坑節を聞きにいってきました。じゃ無くって、常磐ハワイアンセンターの踊り
を担当する「常磐音楽舞踊学院」40周年記念イベントに招待されたのでサンプ
ラザ中野に行ってきました。
 日本経済は活気づき、金と仕事が全国的に動き回り、日本中を縦横無尽に汽車
ポッポが走り周り、井戸を掘れば何処でも綺麗な水がわき出すように、ちょっと
掘れば黒いダイヤがザックザク。日清日露の大勝利のおかげで、鉄鋼製鉄業を始
め日本の産業総てが拡大の一途を辿っていた時代のこと。
 ♪はぁ〜ハッパかければヨオーぉ〜切り羽が開くナイ ハヤロ ヤッタナィ
ドンと金と成るナイ ハヤロ ヤッタナィ♪
 とっても景気が良かった常磐炭坑もエネルギー革命で主役を変更されたことに
よって、その使命を終え没落の一途をたどってしまいました。かつては石炭1ト
ン掘るためには40トンの湧き出すお湯を処理しなければならなかった連中も、
まさかこのやっかい者が後の身を助けてくれるようになるとは思っても居なかっ
たでしょう。
 かつての常磐炭坑では、炭坑人の血を受け継ぐためにみんなで踊りました。炭
坑の空気の中で育ってきた連中が踊ることによって、仲間意識を高揚させ、更に
は生産能力を高めてきたのです。しかし、踊りが止む時がやってきました。炭坑
で育った連中は、踊りだけでも続けようと始まったのが、「常磐音楽舞踊学院」
だったそうです。
 一期生は全員が炭坑関連者の子女たちで、そのほとんどが炭坑節しか踊ったこ
とが無かった素人。“腰振りダンス”、“へそ出して踊るな”、そんな周囲から
の冷ややかな視線を浴びながらも、必死に民族舞踊の習得に取り組んだのだそう
です。
 でも、なんでフラダンスだったのでしょうね。日本民族の舞踊は既に多くの方
々がやっていたので、あえて他国の文化を選んだってことなのでしょうね。
 昨夜のサンプラザ中野は、本場の常磐からやって来た、炭坑の子女とは思えな
いほど綺麗で可愛い女の子達が繰り広げるハワイアンショーで盛り上がったので
した。
 でも、あほまろが一番感動したのは、オープニングで炭坑夫の格好の男性がア
カペラで唄った「常磐炭坑節」。良かったですよ。
 ♪はぁ〜朝もはよからヨオー、 カンテラア下げて、ナイ ・・・
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 最近のあほまろは喉の調子がとっても悪いんです。いつも胆が絡んでいるよう
で、変な咳も出てしまうんです。そんな訳で苦しい時の神頼み、毎日宝蔵門前の
お不動さまの「撫で地蔵」さんを詣でております。
 自分の病む場所と同じお地蔵さんの身体の場所を撫でることで、病を癒してく
れるという、とっても便利な医者いらずなのです。そう言われているので、毎朝
のように、お賽銭を上げてお地蔵さんの喉をさすっているのですが、一向に回復
に向かう様子が無いのです。これじゃやっぱりお賽銭を止めて医者に行った方が
良いのかな。
 そんなことを思いながら、お地蔵さんの前を離れようとした時、アメリカ人の
家族が何かを訪ねてきました。みんなに撫でられてツルツルになっているお地蔵
さん、これは何ですかと聞いているのです。(写真の親子)
 そういえば、浅草は国際観光地だっていうのに、英語の解説が足りないのです
よ。しかたがないので、あほまろが丁寧に動作も含めて説明をしてあげました。
彼らはデンバーに住む日系人のようで、先祖が仏教徒だったので、デンバーに有
る日本寺院にも時々お参りをするという敬虔なクリスチャン。なんじゃそれ。
 あほまろの説明で、さっそくお父さんは病んでいる足をさすり、お母さんは
肩こりを治したいと肩をさすっています。それを見ていた娘さん、恋の病は何処
をさすれば良いのかなどと、難しいことを聞いてきやがった!
 うぅ〜ん、あほまろはとっさに、股間部を指さしてしまいました。娘、撫でて
やがんの・・・。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数27枚