平成16年(2004)6月17日 木曜日
- 乾燥期 -

 梅雨の中休みとは思えないほどカラッとしていて爽やかな日が続きますね。こ
んな陽気は週末まで続くと予報されてはいますが、信用しても良いのかな。
 カラッとした陽気が続いたせいか、最近の浅草ではやたら火災が多く発生して
いるようです。昨日の午後3時半頃、あほまろの秘密基地の前をけたたましいサ
イレンの音が列をなして走っていきました。そうなりゃ黙っていられないあほま
ろ、気付くまもなくその列に付いて走っているのでしたよ。
 六区のロックスビルが現場のようです。浅草で一番混雑する繁華街でもあり、
あほまろが駆けつけた時すでに野次馬でいっぱいです。煙は出ていないようなの
で、消防署員の人達に紛れて中に入ってみると、一階のエスカレータ乗り場から
煙が上がっていた・・・、デパートの係員がそんなこと説明していました。
 エスカレーターの駆動部に何かが挾間って負荷が大きくなって煙りが出てきた
だけのようです。エレベーターの修理屋さんも飛んできましたが、それじゃって
消防は帰る訳にはいかないようです。関係者を集めて真剣に事情聴取が行われて
おりましたよ。そんな中、また近所で火事騒ぎが起こったようです。現場の消防
車数台がロックスをほっぽって飛んでいきました。
 先日も松屋デパートでもボヤを出したばっかりです。梅雨の時期はやっぱり、
ジメッとしていた方が良いのでしょうかね。本当に最近の浅草は火事騒ぎが多い
んですから。やっぱり、三の酉まで有る年の証なのでしょうかね。
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 茅の輪をくぐり、罪穢を除き、心身の清浄ならんことを祈願した人は、“夏越
の祓”をしなければいけません。今朝から浅草神社にも“大祓”の箱が置かれま
した。この箱の中に、男女色違いの人型が入っており、それに願いを書き込んで
お祓いをしてもらうのです。
 さっそくあほまろも、家内安全と犬たちの安全を願おうと思ったのですが、そ
れを拒むかのように、神社のトラが箱の上にどっしりと構えて開けさせてくれな
いのです。
 あほまろの後にお詣りをしていた老夫婦、“私たち猫が嫌いなので・・・”な
んて、あたかもあほまろに猫を追い出してくれってなこと言うんですよ。じょう
だんじゃないよ、この猫は神社の大切な猫、追い払ってまで願い事をしても絶対
に叶えてもらえないぞ。トラ、ゆっくり寝ていろよな・・・。
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 浮世絵の人気は益々過激になっていますね。先日もイギリスのサザビーズでオ
ークションに掛けられた喜多川歌麿や葛飾北斎らの浮世絵約500点が、日本円
で約3億円で落札されたことが話題になっておりましたが、今度は日本のオーク
ション会社でも歌麿の名画が登場するようです。
 寛政の三美人の1人とうたわれた「難波屋おきた」の初摺判で退色も無く状態
は一級品が売り出されるそうです。オークション会社の予想では、300万円以
上の値段が付くだろうとのことです。凄いですね。
 美人画家である喜多川歌麿が寛政初期の江戸三美人を選んで錦絵に登場させた
のが、富本豊雛、灘波屋おきた、高島屋おひさの三人です。富本豊雛は吉原の富
本楼の芸者で、歌舞伎役者の玉村屋のおかかえだった女性でも有名ですね。
 灘波屋おきたは、浅草随身門前の水茶屋の娘で、当時の「ミスお江戸」18才
頃まで水茶屋に出ていたとされるが、その後の消息は不明。昔から色々な小説で
彼女を取り上げており、ご存じの方も多いでしょう。
 高島屋おひさは、両国薬研堀米沢町二丁目の公儀御用、巻煎餅屋兼水茶屋、高
島長兵衛の娘で、「名も高島のおひさ美し」とうたわれた有名人。年はおきたよ
り一つ上だったそうだ。亀戸から婿をとり、長次郎、直吉の二子を産んだが、若
死にしたということが伝えられている。美人薄命の代表ともされている女性。
 歌麿の浮世絵の中でも、この三人を扱った物が特に人気で、中でも三人を一枚
の大首絵にした、その名もズバリ「寛政三美人」ってのも有りますよ。これにい
たっては、程度の善し悪しに関係なく数千万円なんて言われてますね。
 でも、所詮紙ものです。灰になってしまったら一銭の価値も無くなってしまう
んですよ。あほまろもオークションに参加しようと思えば出来るのでしょうけど
、買った後の災難が怖いので3000円の復刻版で我慢してますよ。復刻でも美
人度に大差は無いでしょからね。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数23枚