平成16年(2004)6月8日 火曜日
- 旅立ち -

 雨は降っていないようですが、湿度が高くてジメジメと本当に寝苦しい夜じゃ
なかったですか。暑いので寝ながら毛布を跳ね飛ばすとなんとなく寒気を感じ、
掛けると暑い、それでまた跳ね飛ばす・・・。
 外は白々と明けてきたようなので、柱時計を見るとまだ4時。4時かぁ〜、そ
れにしちゃやけに明るいなぁ〜、寝ぼけ眼ながら時間の感覚はしっかりしている
のですよ。おかしいな、不思議だな〜、外の様子と柱時計に行ったり来たりして
いるうちに、すっかり目も覚めてしまいました。
 枕元に置いてある腕時計を見るとすでに7時を回っているじゃありませんか。
どうりで外の様子が変だった。柱時計の電池が切れてしまったんですね。癖とい
うのは不思議なもので、無意識に毎日同じ場所に架かっている時計を見ているの
です。数ヶ月前に居間の時計が壊れてしまい、家族会議(大げさですね)で、別
の場所の小さめの時計で我慢しようということになったのですが、未だに元の位
置を見てしまうんですよ。もちろん女房も息子も犬たちだって・・・。
 やはり、時計の位置は変えちゃいけないのですね。また、時計の電池は切れち
ゃいけないのですね。止まっているっていうのに、何度も何度見てしまうのでし
た。そんな経験あなたも有るでしょ。
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 昨夜、漫才師で国会議員も務めたコロムビア・トップさんがお亡くなりになり
ました。浅草生まれで、戦争からの復員後の昭和21年、戦友の池田喜作さんと
漫才コンビを組み「青空トップ・ライト」の名前でデビューして58年間風刺漫
才で人気でしたね。このコンビ名には「常に頭上に青空をいただいて、時代の先
端を笑いで明るく照らそう」という思いを込めて命名したのだそうです。
 その後、コンビだった池田さんの死去に伴って2代目ライトの鳥屋二郎さんと
コンビを再結成して、コロムビアレコードの専属になったことにより「コロムビ
ア・トップ ライト」と改名し、漫才協団の名誉会長として後輩の指導にあたっ
ておられました。
 毎年、年末に浅草公会堂で行われる漫才協団の公演では、内海佳子さんと一緒
に渋い芸を見せてくれるのが大好きでした。あの辛口の社会風刺はもう聞けなく
なってしまったのですね。また一つ浅草の火が消えてしまった・・・・。
 浅草公会堂前のスターの広場の中心に飾られた浅草出身のコロムビア・トップ
さん。これから追悼の花が飾られるのです。ご冥福をお祈り申し上げます。
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 去る者あれば、新しい息吹も。毎朝のモモちゃんの御用場にたった一株咲いて
いたタンポポ、昨日までまだしっかりと花を付けていたっていうのに、一夜明け
るとすでに旅立ちの準備を始めています。
 子供の頃に観察したタンポポの一生。つぼみがみえたら“つぼみあり”、花が
咲いていたら“開花”、花が咲き終わって閉じていたら“花終わり”。そして綿
毛が出てきていたら“実”、綿毛がすっかり飛んでしまったら“実散布後”。も
し種子から芽がでているのをみつけたら“発芽”。そのつどそのつど、気付いた
ことを毎日メモっていたことを思い出します。あれって、学校の宿題だったのか
な、それとも自主的に調べていたのかな。どっちにしても、まだ鮮明に覚えてい
るんですよね。
 モモちゃんの御用場のタンポポ、“実散布”寸前です。振れないように、そっ
としておいてあげましょね。
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 最近やたらと競売の貼り紙を見るのです。今朝も、仲見世から公会堂にかけて
の沿道に競売物件の案内が貼られております。住所からみると公会堂付近の店舗
のようですが、22坪2980万円。競売ということは、この価格からの応札と
なるのでしょうけれど、坪単価135万以上とは浅草は結構お高いのですね。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数17枚