平成16年(2004)5月27日 木曜日
- 電池が切れるまで -

 “あほまろ倒れる!”。昨年の昨夜11時過ぎ、突然の吐血で倒れ意識を失っ
たまま救急車で根津の救急病院に運ばれた一周年の記念日です。無意識になって
しまったあほまろには、いったい何が起こったのかは知る由もなく、手術を終え
麻酔が切れ、正気に戻った時の家族の正気で無い顔で何が起こったかを悟るので
した。健康を過信しての暴飲暴食が祟ったのか、急性胃潰瘍で身体の40%もの
血が出てしまったそうです。人間も機械と同様で電池が少なくなるとパワーが出
なくなることを実感した瞬間でもありました。
 今、話題のドラマ「電池が切れるまで」の冒頭で紹介される小学4年生の宮越
由貴奈ちゃんの作文「命」の中で、“命はとても大切だ、人間が生きるための電
池みたいだ、でも電池はいつか切れる、命もいつかはなくなる、電池はすぐにと
りかえられるけど、命は・・・”、そうですね、命は電池なんですよ。電池が少
なくなったって経験を持つあほまろにとって、この作文を読んで今更ながら命の
大切さを由貴奈ちゃんから教えてもらった気持ちです。
http://www.tv-asahi.co.jp/denchi/index_top.html
 作文では、「・・・だから私は命が疲れたと言うまでせいいっぱい生きよう」
と、締めくくっています。あほまろは電池を取り替えてもらってまだ僅か1年、
他の同年代の人より電池は新しいんだ。そんな気持ちでこれから電池が疲れたと
言い出すまで真剣に生きていくつもりでおります。
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 今朝の仲見世では、先日取り付けた日除けの鉄骨にさび止め塗装が行われてお
りました。浅草神社境内では、ようやく三社祭の桟敷などの撤去が始まりました
。三社祭の後にも色々な行事が行われ、ここに至ってようやく作業に取りかかれ
る時間が出来たのでしょうね。来月は何の行事も予定されず、浅草寺境内は静か
な梅雨の時期を迎えるのです。
 それに引き換え、観音裏では、今月と来月の最終の土日に「植木市」が行われ
ます。これは、富士山の山開きが行われる浅間神社の神事を祝うために行われる
そうで、「お富士さんの植木市」と地元の方々に親しまれております。
 象潟の浅間神社を中心に、浅草4〜5丁目一帯の道路上に近県の植木商が数百
店が出店し、終日賑わっております。浅草警察署の発表では、昨年この4日間の
人出は延人数で33万人を越えたそうですよ。観音裏の最大の行事でもあるので
すね。この週末には是非浅草寺裏にも足を伸ばしてみませんか。
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 「迷走する林檎たち。」最近街角に貼られている一夫変わったポスターを見た
方も多いでしょう。いつもの散歩道にも貼られているこのポスター、薬物に犯さ
れ、真っ赤な林檎が不気味な色に変色しております。でも、なぜ林檎なのでしょ
うか、こんなポスターを見ているとまるで林檎が農薬に犯されているような印象
にもとらえられるのです。
 「薬物の 甘い誘惑 断つ勇気」なんてコピーと共にこの絵を見ていると、ま
るで林檎の甘い誘惑にも見てとれるのです。事実、こんなポスターを見た後では
林檎が不味く感じてしまいますよね。
 毎朝そんな気持ちで見ていました。やはりというか、当たり前というか、よう
やくマスコミもこのポスターの存在を取り上げてくれたようです。青森県知事や
リンゴ農家の関連団体が、「リンゴは県の経済に直結する重要な作物なので配慮
してほしい」と、警視庁に撤去を要請したようです。
 朝日新聞によると、『青森のリンゴ農家は、不況による市場価格の低迷や台風
被害などで、厳しい状況に置かれている。00年には、県警の家宅捜索で「青森
りんご」と書かれた段ボールで押収品が運ばれる映像がテレビで流れ、地元で「
イメージダウン」だと騒ぎになったこともある』、そんなことも書かれておりま
した。家宅捜査の段ボールは仕方ないとして、青森県人じゃ無くても、このポス
ターだけは考え直して欲しかったですよ。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数20枚