平成16年(2004)5月19日 水曜日
- 狛犬ズレた! -

 三社祭が終わって3日も経つと楽しかった思い出もう〜んと過去だったような
雰囲気ですね。毎朝お逢いする方々との挨拶からも祭りの興奮は消え失せてしま
いました。浅草神社境内の祭り用に設置された桟敷や奉納提灯、そして神社の幟
など、徐々に片づけられておりますがその余韻を残しています。
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 昨日、写真の整理をしていると知り合いがやって来て、“狛犬がズレたの見た
か・・・”。“えっ、ズレた?”、昨朝もモモちゃんといつものように神社をお
参りしたのですが、全く気が付かなかったですよ。宮出しの時に神輿が勢い余っ
て狛犬に突っ込んでしまったようです。それにしても小さい方の狛犬だって数ト
ンの重量があるはず。昭和三十八年五月に奉納されてから41年間、ずっとその
位置を保っていた狛犬、祭りの喧騒よりも驚いたことでしょう。これって、いっ
たいどのように直すのでしょうかね。
 以前も手前の大きな狛犬が宮出しの時にズレてしまったのを切っ掛けに祭りの
時だけは檻に入れられて守られているのです。来年からは小さな狛犬も檻に入れ
られるのでしょうかね。
 宮出しの写真を調べてみると、なんとなく写ってました。祭り同好会の連中が
操る三之宮が勢い余って狛犬に突進しているのです。側で見ていた女性達の目線
が狛犬を見ているような・・・。写真データーからこの事件が起こったのは、午
前7時6分と知れます。また、その後の写真にはズレた狛犬もちょっと写ってい
ます。ビルの屋上から撮影しているので、こんな状況を把握することは出来ませ
んでしたが、改めて見直してみると、写真って総てを残してくれるのですね。こ
んな些細な出来事でも、このように写真に残しておくことによって、将来の浅草
研究家たちに喜ばれることでしょう。
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 あほまろは、古い絵はがきを集めております。特に日本一の繁華街で有った浅
草とその周辺に力を入れております。さすがに日本一の繁華街とあって、発行さ
れた絵はがきの総数は計り知れない数でしょうが、浅草周辺の絵はがきだけでも
千種類を超える数を収集しております。
 ただ集めるだけじゃなく、絵はがきに写った建物や人物から写真が撮られた時
代を特定し、時系列に並べて研究しております。これがまるで定点観測でもして
いるかのように、浅草の時の流れが見えてくるのですよ。
 そんな研究の一つが、来月初めに発行される、浅草おかみさんの機関誌「おか
みさん」の20周年記念号の特集として掲載されることになりました。明治30
年頃から現代までの写真と絵はがきから考察した「雷門の変貌」です。この中に
は、土地の名前だけで実態が無かったと言われる雷門が様々に形を変えて写真に
写されているのです。この記事を書くため、古くから住んでいる古老の話も参考
にまとめてみたのです。
 浅草おかみさん会に所属する飲食店や浅草の本屋さんで、一冊400円で販売
されるそうです。20周年を記念して、明治時代の手彩色絵はがきの復刻版のお
まけも付いてますよ。浅草のおみやげにいかがですか。
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 いよいよ梅雨の時期を向かえます。仲見世の沿道には屋根が取り付けられまし
た。毎年三社祭が終わった頃から11月半ばまで屋根に覆われた仲見世となるの
です。ちなみに昨年は5月23日から11月20日まで取り付けられておりまし
た。こんなことをちゃんと記録しているあほまろって、やっぱり変な奴なのでし
ょうね。

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数31枚