平成16年(2004)4月19日 月曜日
- 身勝手 -

 どんよりと曇って今にも雨が降り出しそうなお天気です。でも、外はとっても
蒸し暑くモモちゃんの舌も伸びっぱなし。なんとなく梅雨の時期に似ているよう
ですね。ジメジメして気持ちの悪い朝ですよ。
 ここ浅草寺を訪れる人は必ず観音様に様々なお願いを託してお参りをするので
しょうけれど、そんなお願い事は頭の中で唱えるだけと思っていたのですが・・
・。今朝、いつのもように観音様をお参りしようと正面の賽銭箱前に行くと、と
んでもない落書きを見付けました。正面の金属の金具と左側の朱塗りの枠にマジ
ックインキで願い事が書かれているのです。
 「願い事をかなえて下さい、お願いします。母をお守り下さい」
 冗談じゃないぜ!いくらせっぱ詰まってのお願いといえども、大切な寺の什器
に直接書き込むなんてのは以ての外。この賽銭箱には時々千社札のシールなんか
も貼られていることがありますが、そんなのは剥がせば良いこと、今回のように
油性のマジックインキってのは始末に悪いのです。これに気付いた清掃員はベン
ジンかシンナーで消すのでしょうけど、せっかく綺麗に塗られた枠の朱色にまで
痕跡が残ってしまうのでしょう。
 自分さえ良ければ他人のことなんて関係ない、そんな「身勝手」行動はいくら
慈悲深い観音様だって聞いてくれる訳ないのです。かえって「身勝手」行動に、
災いが降りかかるかもしれませんよ。
 お隣の浅草神社には、お願い事を文字に託したい方々のために絵馬も用意され
ております。願い事を書き留めたいのならそっちを選んで欲しかったですよ。
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 今回のイラクで人質になった三人も「身勝手」な行動を非難されています。昨
夜ドバイから関西空港を経由して、羽田空港に到着した3人も、終始硬い表情で
、ほとんど無言のまま。10時から行われるという会見で何と弁明するのかを期
待していたのですが、記者会見に3人は出席せず、家族と弁護士が3人の自筆の
メッセージを読み上げただけでした。
 その内容は見るに堪えられない文字で綴った稚拙な文章。“まだ現実を掌握し
きれていません。心身ともに回復するまでいましばらくお時間を頂くことをお許
し下さい”、あまりにも心配して見守っていた日本国民をバカにした弁明じゃな
いでしょうか。先日、高遠さんのお母さんも3人の帰国後の記者会見について、
「本人たちの会見は義務。しないということが許されるはずはない・・・」と、
はっきり弁明していたのですけどね。これって「身勝手」な行動と、言えないで
しょうかね。
 今回の救出劇にかかった費用は概算で20億円とも30億円とも囁かれており
ます。でも、政府はあなた達に35万円しか請求しないっていってますよ。残り
の19億9千8百・・・円は、我々の税金で賄われるのです。早く現実を掌握し
てくれなければ、日本国民から総好かんを食らわれますよ。
 今朝の落書きといい、自分の主義主張を通すためであっても、「身勝手」な行
動を世間は許してくれないのです。
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 三社祭まで一月を切ってしまいました。町々の通りでは奉納提灯を飾る股木の
取り付け作業も始まりました。また、あほまろが住む雷門仲通りの街路灯にも何
を表現したいのか意味不明の旗が飾られました。今朝の写真にはスペースの
関係で掲載できませんでしたが、別のページでご覧にいれます。何を表現してい
るのか解った方、教えてください。

今朝の写真
SONY-F828
撮影枚数20枚