平成16年(2004)3月5日 金曜日
- 頑固なモモちゃん -

 まだまだ寒さが続きますね。昨夜の東京の郊外では雪も降ったようです。せっ
かく桜の開花予想が早まったっていうのに、この調子じゃ予想を大きくずれ込む
のじゃないでしょうかね。
 最近のモモちゃんも寒暖の差がこたえているのかちょっとお疲れ気味です。マ
ンションの玄関から一歩外に踏み出した途端に戻ろうとするのです。室内との温
度差がそうさせたのでしょうか、外は別にいつもと変わった様子もないのです。
 “犬も年をとると時々意味不明の行動をとることがある”、どっかのペットサ
イトに書いていたのを思い出しました。確かに最近のモモちゃんは人間でいう頑
固者のように、自分勝手な行動が多くなったようです。
 いつものエサがまずいのか、何かおいしい物が貰えるのを期待してか、空腹の
状態を維持しているようなのです。寝る前になって、何も貰えなかったとあきら
めたときに、いやいやドックフードを食べているようです。
 年をとって歯も弱くなってしまったモモちゃん、最近はお弁当の残りや牛乳に
浸した食パンを与えるようになってしまったのがいけないのでしょう。今まで栄
養のバランスを考えてドックフードだけ与えてきたおかげで、スリムな体を保っ
ていたのですが、塩分の強い人間の食べ物を好むようになってしまったら、きっ
とあほまろと同じようにデブってしまうのでしょうね。
 雷門通りの歩道の整備がほぼ7〜8割完成しました。真っ白い歩道は歩いてい
てとっても気持ちが良いのですが、これもモモちゃんは気に入らない様子なので
す。歩道の整備によって路肩の植え込みも街路樹も無くなってしまった今、土の
臭いを嗅ぎながら用を足すことができなくなってしまったからなのです。
 あほまろが一番町に住んでいた頃、モモちゃんも毎朝千鳥ヶ淵から武道館にか
けての芝生で用を足していたのです。その癖が身に付いたまま浅草に引っ越して
来た時には、なかなか用を足してくれずに困ったものでした。それでも、路肩の
植え込みなど僅かな土を見付けて満足していたのです。
 それが総て無くなってしまったいま、モモちゃんが気楽に用を足せる場所とい
ったら雷門前の中央分離帯のわずかな緑地か墨田公園だけになってしまったので
すからね。
 今日は「ミスコンの日」です。明治41年に、当時の大手新聞社が全国から「
良家の淑女」を対象に写真を募集し、その審査結果を公表したのが日本初のミス
コンテストとなったそうです。優勝したのは、小倉市長末弘直方氏の四女、学習
院女子部3年に在学中の末弘ヒロ子さんでした。しかし、不謹慎なコンテストへ
の参加は学習院内部で大問題となり、彼女は退学処分となりその責任を感じた父
末弘直方氏も小倉市長を辞職に追い込まれたのでした。
 しかし、それよりも遙かに前の明治24年の夏から秋にかけて、当時日本一の
高さで有名だった、「浅草十二階・凌雲閣」において、「東都百美人」なる催し
が行われ、新橋、赤坂、吉原などの芸者の写真を飾って、登閣者に投票を行なわ
せるという美人コンテストも行われていたようです。この様子は岡本綺堂が東京
日日新聞の記者として書いていた「一日道中記」にも掲載されており、入賞者は
絵はがきにもなって人気を集めていたようです。
 今日の「ミスコンの日」、“素人が参加した・・・”という冠を付けての記念
日とした方が良いのではないでしょうか。でも、いったいどこが決めた記念日な
のでしょうかね。
 男女雇用均等法によって、男女を特定する呼称を禁止されてからは、「ミス何
々」との呼び方が無くなってしまったようですね。台東区で行っていた「ミス台
東」も最近では「下町たいとう親善大使」とその名称を変えて募集しているよう
です。そういえば、男女雇用均等法で「レースクィーン」「カメラマン」「看護
婦」「保母」等々、あきらかに男女の差を示す呼称は禁止と騒がれたこともあり
ました。でも、今でも平気で使われているようですね。「レースクィーン」に男
が応募しますかね・・・?

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数25枚