2003年12月27日 土曜日


今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数36枚

初雪の朝

 寒さで目覚め、外を見ると一面の銀世
界。昨夜の雨が夜半から雪に変わったよ
うです。東京の初雪です。昨年の初雪は
12月9日でしたね。あの時はもっと凄
く積もってとっても綺麗でカメラを持っ
てあちこち駆け回ったのですが、今朝の
雪は気温が高かったためか、綺麗とはい
えない状態です。
 モモちゃんは、久しぶりの雪にとまど
っているようで、いつもの用足し場でも
雪に覆われてしまって臭いの確認が出来
ずに、行ったり来たり困惑気味でした。
それなりに用を済せた後は、雪を舐めて
みたり、足で蹴ってみたり。ちょっと楽
しんでいるようでしたよ。
 新聞によると、関東地方北部山沿いや
北陸地方など、多い所の積雪は50セン
チ、周辺でも40センチに達したそうで
すが、浅草の積雪は10センチってとこ
ろでしょうか。でも、もっと有ったのが
、朝になって熔けてしまったのかな。
 気象庁の話では、関東地方の平野部で
はすでに小降りになっており、日の出と
ともに気温が上昇するため、交通への影
響は無いとのことでした。
 浅草寺境内では、台湾からの観光客が
、泥で汚れた雪を集めて遊んでいます。
さすがに汚くて手では触れないのでしょ
う。通訳の方が、台湾では雪が降らない
ので、彼らは雪を見るのが初めてなのだ
とか。みんなでなんとか雪だるまを作ろ
うとしているようですが、こんな水っぽ
い雪じゃ固まらないでしょうね。
 今日は、「浅草仲見世記念日」です。
明治18年に、煉瓦作りの新店舗139
店が開店した記念日なのです。といって
も、特に記念の行事は行われないようで
す。最初の建物は、関東大震災で倒壊し
ましたが、その後も東京大空襲で倒壊し
、戦後になって、鉄筋の建物として再建
されたのが、今の建物なのです。
 あほまろは明治〜昭和初期の浅草の絵
はがきを集めています。その中から、仲
見世の絵はがきだけを時代別に並べてみ
ると、お店はもちろん、参拝客の服装の
変化や流行など、今に至るまでの経緯が
見てとれるのです。そのうち、このペー
ジで見られるようにしようと思っていま
すが、まだ未完成だらけのホームページ
なので、いつのことになるやら。とりあ
えず、こつこつと資料の整理だけはやっ
ているのですけど・・・。
 羽子板といえば、浅草寺の羽子板市が
有名ですが、文京区の竹久夢二美術館で
は、美人画家の竹久夢二が制作したとみ
られる羽子板が見つかったそうです。今
年8月に、竹久夢二美術館が都内の美術
商から135万円で購入した物で、大正
6年12月に京都市で開かれた羽子板の
展示会で販売された物に間違いないこと
が判り、来年1月3日から3月28日ま
で、一般公開をすることになったそうで
す。
 竹下夢二は、「京都にももっと羽子板
を愛する人があってもいいと感じた」と
書いており、東京で親しんでいた正月の
羽根突きを京都でも広げたいと願ってい
たようです。
 竹下夢二の直筆羽子板ってとっても興
味がありますね。そういえば、毎年羽子
板市行われていた、有名人のチャリティ
羽子板オークション。今年は残念ながら
、開催されなかったですね。数代先の孫
達のために、今有名な画家の直筆羽子板
を買って置いてあげたかったのに・・・

 お正月に羽根突きで遊ぶ人って、今で
は、東京にも居なくなったでしょうね。