このとっても足の長い人はいったい誰
でしょう。昨日は冬至、北半球では、正
午における太陽の高度が一年中で最も低
くなる日なのですが、計算によると、一
日遅れの今日が最も低い日になるそうで
す。
　昨日と打って変わったような暖かい朝
になりました。東に向かって歩いている
と、低めに登ってきた太陽の輝くがとっ
ても眩しいのです。そして、振り返って
みると、我々の影の長いこと、身長の３
倍は有ろうほどくっきりとその姿を映し
だしているのです。
　正月までちょうど一週間となってしま
いました。浅草寺裏のガザ市（注連縄市
）も今日で終わり、これからは各町会ご
とのガザ市が始まり、いよいよ年末の慌
ただしさがやってくるのです。そんな慌
ただしさを避けるのかのように、すでに
門松が建てられた商店も目立ってきまし
た。
“♪もーいくつねぇるぅとぉ〜、おしょ
うがつぅ〜♪”
　子供の頃のお正月ってとっても素晴ら
しい日だったような。それはもちろん、
年に一度の大金が手に入る日でしたよね
。子供なりにお年玉の皮算用をしていた
ことを思い出しますね。両親から、親戚
の誰それ・・、近所の・・、もしかした
ら突然訪ねてくる人も居るかも・・・。
　お年玉で何を買おうか。暮れも押し迫
ってくると、毎日そんなこと考えていま
したよね。新聞社が行った、昨年のお年
玉調査によると、小中学生全体では、２
万円台の人が最も多く、１万円台と３万
円台の人がその次に多かったようです。
　また、大部分の人は５万円未満でした
が、例外もあり、中には１０万円以上も
もらった人もいたそうです。
　あほまろは毎年のお年玉で、プラモデ
ルを買うのが楽しみだったのです。小学
５年生の時には「鉄人２８号」のプラモ
デル、たしか８００円でした。翌年は、
１メートルも有るような、バカでかい「
戦艦大和」を買ったのです。これって、
確かお年玉全部でも足りなかったような
気がするのですけど、母親に追加をねだ
ったのでしょうかね・・・。当時のプラ
モで有名だった、「ニチモ」って会社の
製品です。今は存在しないこの会社の製
品は子ども達の夢の商品で、今でもイン
ターネットオークションを賑わしており
ます。先日、とあるホームページで、当
時の懐かしい画像を発見しました。箱の
デザインがちょっと違っているようです
けど、正に、これだったのです。

　あほまろの子ども達も、お年玉を楽し
みにしていた時期もありましたが、四捨
五入すると二人とも３０才。お年玉とは
全く縁のない年令になってしまったので
す。世間では、孫が居てもよい年頃なの
ですが、二人ともまだ独身なんですよ。
　“お正月には、誰かにお年玉をあげた
い”そんな親の願望を早く叶えてくれよ
な・・・。