2003年11月30日 日曜日


今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数33枚

金竜の怒

 激しい雨の朝です。これで、今月の晴
天日は僅か3日だけで終わってしまった
のですね。雨の日は嫌ですけど、そんな
ことで暗くなってたんじゃ毎日が憂鬱に
過ごさなければいけません。今月はあえ
て、雨を楽しんでしまおうと、毎日の雨
の様子を写真に記録して歩きました。
 浅草寺本堂の雨樋から落ちる雨が激し
い時は“金竜の怒”。小雨でちょろちょ
ろ落ちる雨は“梅雨もどき”。霧雨でど
んよりと曇っている時は“江戸こぬか雨
”なんて命名して楽しんでいます。
 今朝の土砂降りの雨は“金竜の怒”。
汚れた世間を洗い流してくれるかのよう
でした。でも、歩いていても寒さを感じ
ることが無いほど気温が高く、モモちゃ
んもずぶ濡れになりながらも水の中ピチ
ャピチャと楽しそうに歩いていました。
 明日から12月ですね。雷門前の並木
通りには、毎年恒例になったイルミネー
ションがすべて完成しました。明日の夜
から点灯されるのです。これが点灯する
と浅草は、一気に年末の風情を醸し出す
のです。
 “老いらくの恋は怖れず”
 歌人の川田順(68)は、京都市左京
区北白川の自宅から家出、真如堂に身を
寄せ死を決していましたが、養嗣子に発
見され自宅に連れ戻されたたことで、死
覚悟の家出。原因は、三年前から続いた
彼の歌弟子の前京大教授夫人の俊子さん
(40)との恋愛をつきつめるため・・
・。
 二人の関係は京都の文人や歌弟子仲間
の噂にのぼり、俊子さんは夫と子どもを
捨てて離婚、実家に戻り川田との再婚を
決めた。川田は世間的配慮から消極的で
死による清算をはかろうと、「死なむと
念ひ生きむと願ふ苦しみの百日つづきて
夏去りにけり」の歌とともに、「墓場に
近き老いらくの恋は怖るる何もなし」が
ありと綴ったことが当時の流行語となっ
たのでした。
 一方、俊子さんの歌は「はしたなき世
の人言をくやしともかなしとも思へしか
も悔なき」、その後2人は結婚したので
した。
 今ではそんなに驚くべきことじゃ無い
のですが、昭和23年当時は結構ショッ
キングなニュースだったようです。川田
らが、死を覚悟しての家出をした日にち
なんで、今日は「シルバーラブの日」な
のだそうです。この一連の出来事は、数
年前に、「虹の岬」というタイトルの映
画にもなりましたね。
 老人ホームや施設などでのお年寄りの
色恋沙汰が話題になっています。これか
らは益々高齢化社会になり、“老いらく
の恋”なんて当たり前になる日も近いの
でしょう。以前、「さんまのからくりテ
レビ」で、80数才のおばあちゃんが、
“どういう男性が好きですか”という質
問に、“夜の務まる人”と答えていたま
したよ。いやはや、まさに人生80年時
代、80歳までは現役でいられるようで
すね。
 昨日、帝国ホテルに於いて日本最大の
「銀座コインオークション」が開催され
ました。平成元年から始まったので、平
成の年の数と同じ15周年の記念開催で
す。あほまろは、第一回目から毎年参加
し、毎年雰囲気に呑まれて散財してしま
うのですが、昨夜の記念のパーティでは
、お楽しみ抽選会で豪華賞品が2回も当
たってしまいました。
 みんなに、“これで今年のウンを使い
切ってしまった”なんて皮肉を言われて
しまいましたよ。今年の「年末ジャンボ
」は、買わない方が良いかも・・・。
 昨夜の一人占めで、今朝の“金竜の怒
”に遭遇したのでしょうかね。“老いら
くの恋”も気になるし・・・。