2003年11月24日 月曜日
振替休日


今朝の写真
SONY DSC-T1
撮影枚数25枚
日食写真はNHK BS Hi-Vision中継より無断借用

皆既日食

 仲見世の空が開けました。来年の梅雨
時まで天井の覆いが取り外されるのです
。せっかく宇宙まで何の邪魔も無い仲見
世になったというのに、どんよりと曇っ
た空じゃ雰囲気も半減しますね。この状
態は、12月1日から始まる正月飾りま
での僅か1週間だけなのです。
 今世紀最大、人類の有史以来初となる
南極の皆既日食が中継されております。
今の南極は、太陽の沈まない白夜のシー
ズンで、南極にもいよいよ夏の到来を告
げているそうです。気温もこれからぐん
ぐん上がるそうですが、夏といっても、
ー30度以上になることはほとんどなく
、やはり世界で最も過酷な場所のひとつ
であることに変わりはないようです。
 今回、NHKでは、そんな南極から世
界初となる、(っていっても人類有史以
来初の出来事ですけど)皆既日食の中継
を行いました。今回の中継のために、南
極にハイビジョンセンターを設け、中継
用に特別仕様で作られた小型ジェット機
から刻々移り変わる太陽の状態を日本に
送ってくれたのです。
 日本時間の午前9時15分、地平線僅
か5度の位置で展開する、右から左に動
く太陽が、姿を隠し再び現れるまでの1
時間半の宇宙のスペクタクルを、かつて
ここまで鮮明に見ることが出来なかった
であろうほど、鮮明なハイビジョン映像
で見せてくれたのでした。この様子は、
こちらでご覧になれます。
 皆既日食とは、太陽−月−地球が一直
線に並んだ時に月の影が地球上に映され
、その時地上では太陽の姿が月によって
欠けたように見える現象。その姿が全て
見えなくなった時の現象を皆既日食とい
います。皆既日食では普段見られないコ
ロナ、プロミネンスなどを伴った太陽の
姿を肉眼で見ることができます。皆既日
食時に観測される現象として有名なのは
第三接触時にみられるダイヤモンド・リ
ングでしょう。真っ黒な太陽がその輝き
を取り戻す時に月の谷間から太陽が姿を
表す一瞬は感動すのものでしたよ。
 あほまろが小学生の頃、煤を塗ったガ
ラスで日食を見たことを想い出します。
でも、あの時は皆既日食じゃ無かったよ
うな・・・。
 昨日、「大浅草まつり」が終わった浅
草寺境内で、山形県村山市の観光物産会
が開催されました。日曜日でもあり、会
場は身動きとれないほどの観光客で賑わ
っておりました。汗だくになって、お持
ちを突き終わったおじさん、ズラァ〜っ
と列を成した人を見て、“さすが東京だ
ぁ、村山の人間が全部集まってもこんな
に成らんべぇ〜”、ですって。そりゃそ
うでしょうね、村山市の人口は約3万人
ですが、週末の浅草寺境内には、7〜8
万人の観光客がやってくるのですから。
 村山市は、よさこい踊りの流れをくん
だ、「徳内ばやし」という勇壮な踊りが
有名です。しかし、その歴史はまだ浅く
、平成7年にスタートした新しい祭りの
ようです。最近では毎年、上野の夏祭り
にも参加するこの「徳内ばやし」の15
連が浅草寺境内で賑やかな踊りを見せて
くれました。土佐の「よさこい」という
より、踊りの激しさは若者向けの北海道
の「よさこいソーラン」の真似でしょう
かね。
 今日は、台東区の「一葉記念館」で、
「一葉祭」が行われます。祭りといって
も、よさこを踊る訳じゃないんですよ。
格調高いイベントなのです。
記念講演および朗読
 講演 「一葉と江戸」 東京学芸大学
教授 山田 有策氏
 朗読 「一葉作品より」 女優 幸田
 弘子氏
 同時開催として、日記の記述より一葉
が実際に行った場所を当時の版画と写真
によって再現した、「一葉の見た明治の
東京」も開催しております。来年の秋に
発行される、新五千円札の肖像にも採用
された樋口一葉。ちょっと早く、身近に
感じてみませんか。