2003年11月20日 木曜日


今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数17枚

後悔先に立たず

 とっても寒い雨の朝になりました。モ
モちゃんも震えながら歩いています。今
日は二の酉、雨の中でも熊手を担いだ人
が帰ってきます。雨に濡れた熊手が惨め
にも見えるのでした。
 お酉さまで有名な、鷲神社は、天日鷲
命(あめのひわしのみこと)と日本武尊
(やまとたけるのみこと)がまつられて
おり、その一人、天日鷲命は、弦という
楽器を奏でる神様です。言い伝えられる
神話では、あるとき世の中を照らす天照
大神が岩の戸に隠れてしまい、誘い出す
ためにほかの神様といっしょに弦を演奏
しました。そのとき弦の先にワシが止ま
ったことから、世の中を明るく照らすた
めの縁起のよい鳥とされ、彼も開運の神
様としてここにまつられるようになった
そうです。
 しかし、世の中を明るく照らす神様の
お祭りは決まってどんよりと暗い雨の日
が多いようです。なんとなく、こんな日
に縁起物を買うとかえってマイナスのイ
メージを授かってしまいそうですね。珍
しく晴天に恵まれた一の酉で熊手を買っ
ておけば良かった・・・、後悔先に立た
ず。
 なんの前触れもなく、ある日突然シス
テムがダウンするのを経験したこと有る
人は多いでしょう。システムに限らず、
すべてのモノはいつかは壊れてしまう。
それは寿命かもしれないし、使う人のミ
スのせいかも知れない。また、不慮の事
故もあるでしょう。
 最悪は、パソコンのシステムが壊れた
場合なのです。日常業務や基幹業務は即
座に停止し、下手をすると会社の存亡に
関わるくらい困るかも知れないのです。
身の回りにシステムが転がっているはず
もなく、いくらハードウェアを修理した
り買い換えたりしても、失われたデータ
は元には戻るハズが無いのです。
 また、壊れたパーツを交換したら、今
度は初期不良におびえなければならない
のです。バックアップをとっておけば良
かった・・・。
 ところがです。昨日、あほまろが撮り
続けてきた毎日の写真データを久しぶり
にバックアップをとった時のこと、デー
ターが40ギガバイトと膨大で、1時間
ほど費やするというメッセージ。マルチ
タスクが当たり前の現代のパソコンなの
で、全く疑いも無くバックグラウンドで
コピー作業をしながら、他の作業をして
いたの時に、それが起こってしまったの
です。
 文章を作成し、それをセーブしようと
した瞬間、“ハードディスクの空き容量
が足りません”。なぁ、なにぃ!!!!
! 書類一枚をセーブするのには充分過
ぎる空き容量が有るっていうのに!!!
 そのまま固まってしまったのです。裏
でバックアップをとっていた作業も、も
う一度やり直さなければいけない、せっ
かく書いた文章、まだ頭の中に残ってい
る。諦めて電源スイッチの長押しで再起
動(マックですから)。
 ジャ〜ン!いつもの起動音までは良か
ったのですが、システムが存在しないと
いう珍しいエラーのまま、先に進もうと
してくれないのです。とりあえず、先日
取り替えたばっかりの新OSX10.3
のパッケージを引っ張り出してCDから
の起動は出来たのですが、ハードディス
クを認識してくれません。おまけに、フ
ォーマットしなさいと、とんでもないメ
ッセージ。あれこれ、色々試してみたの
ですが、拉致が開きません。仕方がない
ので、壊れたハードディスクはそのまま
にしておき、予備に購入しておいたハー
ドディスクでOSをインストールしてよ
うやく稼働出来る状態にはなったのです
が、過去の書類も写真も残っている訳が
ありません。そうだ、さっきのバックア
ップのハードディスクは途中で終わって
しまったけれど、以前のバックアップは
残っているかも・・・。
 そんな願いも空しく、バックアップの
ハードディスクも認識してくれないので
す。あ〜、世界最速のマックさん・・・
・。涙、涙・・・。
 あほまろは、今、撮り貯めてきた毎日
の写真の中の8月以降が水の泡になって
しまう危機を迎えているのです。
 修復ソフトを買って再生にチャレンジ
してみます・・・(くしゅん、)。
 後悔先に立たず。