2003年11月16日 日曜日


今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数32枚

描写力

 雲一つ無い眩しい朝になりました。連
日賑わっていた「大浅草まつり」の最終
日の今日はきっといつもより多くの見物
客で賑わうのでしょう。
 昨日から、雷門前に陣取って絵を描い
ている方がいます。東京の名所を専門に
描いているというこの方、一枚の絵を仕
上げるのに3〜4日かかるとのことでし
た。詳細は聞きませんでしたが、新聞の
日曜版に掲載しているそうです。きっと
有名な絵描きさんなのでしょう。
 あほまろも以前は少々絵を嗜んだこと
があります。でも、先生が言う通りに、
何日も同じ場所に座り続けて仕上げるな
んて気の長いことにはハナから向いてい
ないのです。いつも気に入った場所をパ
チパチ撮影し、帰ってから酒でも呑みな
がら写真で現場を想い出す。そんなニワ
カ絵師だったんですよ。
 絵を描いている旦那に、そんな話しを
すると、写真と絵とは全く違うもの、写
真は総てを写してしまうが、絵は嫌な物
を省き、目的とする物だけを強調させる
ことができる手法なのだそうです。さす
が世故にたけた人は言うことも違います
ね。でも、最近のあほまろの写真だって
、写真の中の嫌な物を消してしまったり
、目的とする物だけを強調したりなんて
ことしょっちゅうやっているのですよ、
コンピュータで・・・。
 そういえば、三社祭りの直後に、この
場所でお笑い芸能人の、「ジミー大西」
さんも訳の判らない雷門を描いていまし
たよ。その時は雷門の大提灯が取り外さ
れていたのですが、彼は大提灯の変わり
にパイナップルをぶら下げてました。な
んでも大勢の人の姿が、彼にはパイナッ
プルに見えるのだそうです。天才っての
は、凡人とパターンの認識も違っている
のでしょうね。そんな発想、絶対にコン
ピュータじゃ不可能でしょうね。
 早朝の参道には、修学旅行ともちょっ
と違った姿の高校生が大勢歩いていまし
た。いったい何が有ったのでしょう。何
にでも興味津々のあほまろ、女子高校生
に声をかける呼び水としてモモちゃんを
近づけてみました。
 案の定っていうか、しめたというか、
“キャーカワユイ!”、“まだ子供なの
ぉ!”なんて黄色い声と共に会話のきっ
かけを与えてくれたのでした。彼女たち
、今日神宮球場で行われる高校野球の応
援に、名古屋から総勢200名でやって
きたのだそうです。学校の名前を聞いた
のですが・・・、名古屋ナンタラ大学付
属・・・・、あぁ健忘症のあほまろには
思い出せない。野球の強い私立高校だっ
たってことにしておきましょう。試合の
前の必勝祈願にやってきたのでしょうね
きっと。それにしても名古屋から高校野
球の応援に、それも泊まりがけでやって
くるなんて、この不景気な時代に贅沢な
教育をする高校も有るのですね。
 それにしても、モモちゃんが居るから
こんな会話も成り立つのでしょう。これ
が、オッサン一人で女子高生に声をかけ
たら、やっぱ、変態って思われるのでし
ょうね。改めてモモちゃんに感謝です。
 浅草寺裏の半月前は「平成中村座」が
有った広場は、年末の注連縄市用の仮設
小屋を造る材料が運び込まれています。
この注連縄市は一般に販売するのでは無
く、注連縄の業者用の卸し市。関東全域
から業者が買いにくる浅草の隠れた名物
なのです。でも、業者以外は入れないの
です。あほまろは毎年怒鳴られるのを覚
悟で市の雰囲気を撮影していますけどね