2003年11月14日 金曜日


今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数24枚

今日の凶

 とっても爽やかです。天気予報によれ
ば今朝はこの秋一番の冷え込みといって
いましたが、そんな寒さは感じません。
でも、寒い朝に独特の色をして佇む富士
山だけがちょっと寒そうです。浅草から
富士山が見えるのは本当に久しぶり、で
もこれからお正月にかけて、良く見える
ようになるのです。
 あなたは、おみくじで凶を引いたらど
うしますか。何か暗い気分で、落ち込ん
でしまいますか。今朝、浅草寺のおみく
じで凶を引いてしまった受験生とその母
親が縁起が悪いと大香炉でおみくじを燃
やしてしまいました。
 おみくじは吉凶の占いで、おみくじの
中に書かれた短歌により、今後の進み方
を知ることもできることから、その時々
年々の指針を決めることに使われます。
この凶とは、占ったことが吉よりも勢い
のないことを示すだけで、たとえ大吉が
出ても、吉は凶にかえるといって油断は
禁物なのです。また凶が出てもやがて吉
がやってくるわけですから、落ち込むこ
となんてありませんよ。
 むしろ、おみくじで凶を引いたときは
、これから吉に向かって勢いを付けなさ
いという仏さまのご守護と思って喜ばな
くてはいけないのかもしれません。せっ
かく朝早くからお参りに来たのですから
、良い方に考えましょう。
 この時期の浅草寺には、今朝のような
受験生のお参りが多くなります。受験本
番になると、更に地方からやってきた受
験生達も混じって、普段と違って朝から
若い連中で賑わいます。受験生にとって
は今が正念場。大吉で安心するより、凶
で頭を引き締めなさいと、仏の沙汰を授
かったのですから。あほまろはいつも、
凶を引いて落ち込んでいる受験生を勇気
づけてあげるのです。
 いよいよこの週末で、色々なイベント
で盛り上がっている「大浅草まつり」が
終了します。まだ発表はされてませんが
、いったい何万人の方がこのイベントに
いらっしゃったのでしょうか。平日でも
混雑しているので、久しぶりのヒット企
画だったようです。
 「平成中村座」も取り壊されてしまっ
て、ガラ〜んと何も無くなってしまった
観音裏の広場。これも「大浅草まつり」
の一環だったのですね。総てが終わり、
浅草は「羽子板市」を残すだけとなって
しまいました。
 すでに年賀状も売り出され、知り合い
に出会うと、“良いお年を”なんて声も
出てしまいそうです。