2003年11月10日 月曜日


今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数26枚

戦い終わって

 今にも雨が降り出しそうな気配ですが
、まだ誰も傘を差して歩いていないよう
です。今のうちにモモちゃんの散歩を済
ませてしまいましょうと、眠い目を擦り
ながら出かけていきました。
 朝の御挨拶、近所の人達もみんな寝不
足顔。遅くまで選挙速報を見ていたので
しょう。ここ浅草の選挙区は、台東区、
文京区、中央区の東京2区で、民主党現
職と、前回の選挙で落選した元運輸大臣
の一騎打ちの選挙区なのです。もともと
、下町は保守の地盤なのですが、前々回
の東京都知事選挙に出馬のため、議員辞
職をした鳩山邦夫氏の後継者として、自
民党の深谷隆司を敵とする、民主党の中
山義活氏を押したことから地盤が緩んで
しまったようです。その後、鳩山邦夫氏
は再び自民党に戻り、次の選挙では補佐
として慕っていた民主党の中山義活氏を
敵に回して深谷隆司の応援に走り回ると
いうなんとも、不思議な光景を見ること
になったのでした。
 “昨日の敵は今日の友”、世の中の関
係の変り易いことのたとえ通り、その背
後にかいま見られるのは、政治家という
生き物は、如何に理不尽といわれようが
、自分本位の生きる人種なのでしょうね

 今回の選挙にも多くのドラマがありま
した。気の毒というか愚かというか、女
性問題で騒がれたドッカの副総裁の敗北
や、親の七光りだけに頼ったドッカの坊
ちゃんの敗北など、本人たちの涙する姿
に、笑いすら感じさせてくれたのです。
 自業自得っていうか愚かなのは、福島
の荒井広幸氏。自民党に所属しながら、
また、党の公認も貰いながらの自民党批
判。マスコミは面白がって彼の選挙戦を
追い掛けていたようです。しかし、マニ
フェスト選挙といわれた今期の選挙には
相応しくない戦いでしたよね。
 本人の弁では、“今回の選挙で自民党
の誰もが応援に来てくれなかった。私は
小泉首相に落とされたようなものだ・・
・”なんてこと語っていましたが、あれ
だけ堂々と小泉批判、自民党公約批判を
叫んでいる人に、いかに無頓着な自民党
でも応援する気にはなれないでしょうね
。次の総選挙まで、首を洗って待ってて
ください。その頃には、郵政は民営化さ
れた後でしょうけどね。
 あほまろの家のすぐ側に、落選した自
民党の深谷隆司氏の選挙事務所が有りま
す。昨夜は、2〜3局のテレビ局の中継
車が待機しておりました。大物議員の返
り咲きに期待をしていたのでしょう。で
も、テレビには一度も登場しないで終わ
ったようです。
 朝になって、人っ子一人居なくなった
事務所の前には、シュレッダーをかけら
れた書類の山が積まれていました。いっ
たい何をシュレッダーしたのでしょうか
、まさか、選挙違反の証拠隠しなのでは
ないでしょうね。
 そんなところだけ、手際の良く処理す
るところを見ると、次も出馬するつもり
なのでしょうね、元々先生・・・。
 モモちゃんと歩きながら、雨に破れて
惨めに貼られている、落選者のポスター
を見ながら、憎まれ口をたたいていた天
罰でしょうか、傘も持たずに出かけたあ
ほまろの身体に、本降りの雨が襲ってき
たのです。
 そのおかげで、ようやく目が覚めたの
ですけど。あー寒かった。