2003年10月21日 火曜日


今朝の写真
KONICA KD-500Z
撮影枚数32枚

舞台裏

 平日にもかかわらず、朝から浅草寺境
内は観光客で賑わっています。いつもの
この時間は中国人観光客が多いのですが
、今朝はちょっと違った雰囲気なのです
。それもそのはず、今日の「平成中村座
」は貸し切り公演になっているのです。
会場前で準備をしてる人に聞いてみると
、「全国芽生会」とやらが借り切ってい
るとのことでした。
 飛ぶ鳥も落ち、草木も靡く計りなる勢
いで浅草を震撼させている、「平成中村
座」を、まるで紀文大尽が大門を閉じた
かのように、そっくり借り切ってしまっ
た、「全国芽生会」なる組織っていった
いどんな組織なのでしょう。こんな時は
、インターネットが総て教えてくれる便
利な世の中。ちゃんと書いてました。
 説明によると、“料理屋の二代目、三
代目の若い主人が集まって、意識を持っ
て勉強する会・・・”のようです。
 この「全国芽生会」の総会のようなこ
とが行われるというのです。式次第によ
ると、11時受付開始、12時大会式典
、13時芝居「文七元結」と掲示されて
おりました。せっかく「平成中村座」を
借り切ってるのですから、今年のメイン
狂言「加賀見山再岩藤」を鑑賞しない手
はないのですがねぇ、若旦那。草場の蔭
で紀文大尽が笑っていますよ。
 そんな繁昌ぶりをみせる「平成中村座
」。昨夜は、3回目の観劇をしてまいり
ました。前回の夜の部は、話題の桜席で
舞台裏からの鑑賞でした。今回は普通に
正面からの鑑賞です。でも、常識幕の裏
の慌ただしさを想い出しすと、同じお芝
居でも、違った楽しみで鑑賞することが
できるのです。やはり、最初は舞台裏か
らの鑑賞が正解だったようですね。
 この「平成中村座」も、残すところた
ったの5日間で興行が終わってしまうの
です。お芝居を鑑賞しての帰り、余韻を
感じながら繁華街をぶらついていた往時
の姿が蘇ったかのようなこの場所、無く
なってしまうのは、とっても寂しいです
ね。江戸時代の猿若町の賑わいを読むほ
どに、本来の芝居小屋の在り方をしみじ
み感じさせられてしまいました。
 国立劇場や歌舞伎座の帰り、小屋を出
た瞬間に寂しくなるような場所での鑑賞
、芝居の余韻なんてぶっ飛んでしまうよ
うです。
 “浅草にこのまま残っていて欲しいよ
ぉ〜〜! 芝居小屋”
 
 とあるペットショップから、面白いメ
ールが舞い込んできました。老舗百貨店
で、愛犬用のおせち料理を売り出すとい
うのです。それも、老舗の料亭がペット
用に吟味した食材を使用し、限定200
個。価格は1万8000円で、予約を受
け付けるそうです。動物には塩分の多い
食べ物は禁物とあって「人間も食べられ
るがほとんど味はない」とのこと。骨付
きの鳥肉はのどに刺さる恐れがあるため
、骨を外してミンチにするなど至れり尽
くせりなようです。
 いったいどんな方が注文するのでしょ
うね。これを食べる犬の顔が見たいです
よまったく。うちの犬たちは、お正月だ
っていつもと同じドッグフードだけなの
ですよ。そんな訳で、モモちゃんなんて
、肥満にもならずに綺麗なスタイルを保
っているのですよ。
 今度は、今朝の新聞に、パンダやゴリ
ラの餌を基につくられた「お弁当」が、
上野動物園に登場したそうです。飼育係
のレシピを参考に開発されたもので、「
パンダ弁当」は、トウモロコシや大豆の
粉を練ったパンダだんご。パンダのリン
リンも試食し、味は折り紙付きと書かれ
ています。また、「ゴリラ弁当」はゴリ
ラの好物の卵、バナナ、煮干し、ホウレ
ンソウなどの詰め合わせたもの。パンダ
人気もあって団子は3個入りが70セッ
ト売れる日もあるそうですが、ゴリラ弁
当は苦戦しているそうです。
 味より栄養のバランスを優先で作られ
ているようです。栄養学の先生のコメン
トによれば、現在の人間の食べ物は総て
身体に悪いそうです。今、最もグルメな
食事は動物の食べ物に習うことなのでし
ょうかね。お互いに、肥満には気をつけ
ましょうね。