2003年10月13日 月曜日
体育の日


今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数29枚

気分がのらない朝

 昨夜来の雨もあがり、急に日が差して
きたので、外に出るとムーっとして蒸し
暑い朝です。こんな日はモモちゃんも嫌
々歩いている様子、近所のおじさんに声
をかけられてもムっとして横をむいてし
まいました。機嫌が悪いのです。
 モモちゃんの機嫌が悪い時は、いつも
の場所で用を足さずに困らせるのです。
いつもの場所で、何度も行ったり来たり
しているのですが、一向に用を足す雰囲
気は無いのです。しかたが無く、その場
を離れようとしても、行かないと頑張っ
て座り込んでしまうのです。何度かそん
な態度を繰り返しているうちに、諦めて
着いてはくるのですが、わざと人混みの
中や、仲見世の店先で用を足す格好。慌
てて人の居ない場所に連れていくと、止
めてしまうのです。まるで、あほまろが
困っている態度を楽しんでいるかのよう
に、何度も繰り返すんですよ。
 連休も最終日。今朝も早くから観光客
が歩いています。でも、いつもの週末と
違い、何か綺麗な雰囲気なのです。そう
です、今日は競馬の無い休日。こんな日
は、仲見世や境内をぶらついている人の
人種が、全く違うんです。浅草の発展の
ために誘致したであろう場外馬券。おか
げで、六区一帯の週末は大勢の人で溢れ
ています。それが、新しい浅草の繁栄で
あるかのようにも思われますが、そのた
めにこの場所を離れていってしまったマ
トモな企業も多かったはず。現に、馬券
目当てで、外にたむろする人の数は多く
なったっていうのに、軒を連ねていた映
画館がぽつりぽつりと消えていきます。
 そうです、ギャンブル狂は映画なんか
には全く興味が無いのです。また、真に
映画を楽しみたい人達も、この怪しい雰
囲気の中で映画なんて楽しみたく無いで
しょうね。
 ”人が集まれば繁栄が見えのだろう”
。そんなあさはかな考えを持って場外馬
券場を誘致させたのは、いったい何処の
お役人様達だったのでしょうね。幸いに
今年の春まで盛り上がっていた、競艇の
場外船券売り場の話は断ち切れになって
しまったようです。浅草のマトモな発展
を考えている人にとっては、当たり前の
話ですが、将来の浅草像を見据えた考え
方をする人って居るのでしょうかね。
 古き良き時代の浅草。そんな時代から
この浅草を見つめ続けて来たであろう、
花やしきの鉄塔。今だけの華やかに飾ら
れた「平成中村座」の小屋の前から眺め
ていると、「驕れる人も久しからず、只
春の夜の夢のごとし」。