2003年9月27日 土曜日


今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数38枚

ライトアップ

 秋も深まってきた土曜日です。浅草は
、久しぶりに暖かい朝となりました。半
年間、全国に浅草を宣伝してくれたNH
Kの連続テレビ小説「こころ」も今朝で
最終回。秋の観光シーズンにその影響が
繁栄するのでしょう。
 あと、4日で10月です。浅草寺境内
では、様々なイベントが展開されるので
す。その一環として行われる、浅草寺本
堂のライトアップ。昨日で取り外された
仲見世の「こころ」横断幕に変わって、
「浅草寺ライトアップ」の横断幕が掲げ
られました。
 昔から奈良や京都の寺院で行われてい
る、「ライトアップ」。特にあほまろが
好きなのは、奈良の興福寺五重塔のライ
トアップが、猿沢池に映る姿なのです。
ライトアップでは無いのですが、光に演
出では、お隣の春日大社で、お盆に行わ
れる中元万燈籠や、東大寺の万燈供養会
も日本の心を演出する光の行事です。
 “光”というのに、人間は本能的に反
応してしまうのです。また、目に感ずる
明るさだけでなく、“光”は、人に明る
さをもたらすもののたとえとしても表現
されております。
 いよいよ始まる、浅草寺のライトアッ
プ。恋人達の夜景の穴場として、見る者
にロマンを与えてくれると良いでしょう
。でも、雰囲気は盛り上がっても、見物
するのに、ベンチなどは有りません。立
ちながら、歩きながらのご見物ってこと
なのです。それとも、花火見物のように
、花ゴザでも敷いて、弁当を食べながら
の見物としゃれ込みましょうか。そこん
ところは、なんたって浅草ですからね。
 ライトアップが綺麗な浅草寺と浅草を
もっと盛り上がるためには、それを目当
てにやって来る観光客のために、今まで
5時で閉めていた本堂をもう少し開けて
おくとか、同じく5〜6時で閉めてしま
う仲見世や附近の食堂などの営業時間も
延長するとか、インフラともいえる街の
協力が有ってこそ、このライトアップが
生きるのではないでしょうか。
 最近話題になっている、六本木ヒルズ
52階にある室内展望室「東京シティビ
ュー」と、六本木ヒルズの屋上ある「東
京スカイデッキ」などでは、夜景見物客
を目当てに、深夜の午前1時までお店を
開けているそうです。都内一望見下げる
場所で有りながら、見上げた姿勢です。
 とある夜景マニアのサイトで、夜景の
見方に関してこのようなことが書かれて
います。
○季節は?
 一番良いのは秋から冬にかけてだと思
います。空気が澄んでいて、一番くっき
り見えるでしょう。真冬でも良いんだけ
ど、山へ行くと雪で通行止めだったり、
メチャクチャ寒くて見ていられないとい
うことが多々あるんですよね。
 そういうわけで、10−11月がお薦
めですね。
○時間は?
 大体、日没後1−2時間が最も良いと
思います。夜景は、いろんな光が混ざっ
ているわけで、住宅の明かりや車の明か
りなどのことを考えるとこれくらいの時
間帯になるでしょうね。
 そういうわけで、夏は8時頃。それ以
外は、7時頃でしょうか。冬なら6時で
もいいかな。
○天候は?
 もちろん、晴れている方が良いですね
。快晴なら文句なしでしょう。朝、山な
どを見てクッキリ見えるような日は夜景
も綺麗です。これはやっぱり秋・冬に多
いですね。
 逆に、曇りや雨の日は見えにくいのは
確かです。特に雨の日、山などは靄が掛
かってほとんど夜景が見えないというこ
ともあります。雨の日は避けたいですね
 ただ、昼雨降っていて、夜晴れ上がっ
た時は、大気の塵が減り綺麗に見えると
思います。こんな日はお薦めですね。
○場所は?
 六甲山や、函館山、池田山などをみれ
ば明らかなように、街からすぐ近くで標
高が高いというのが最も綺麗な条件でし
ょう。標高差はあればあるほど良い気が
します。
 そして、当然、展望スポットの周りに
遮る物が無く、視界が開けていないと見
にくいですね。
○その他
 月が無い日なんかは綺麗でしょうね。
逆に満月だと夜景が綺麗な時間帯にどん
どん上がってくるから多少見にくくなる
かも。
 それと、自分がいるところが明るいの
もマイナスかな。自分がいるところが暗
く、そして夜景との間に真っ暗なところ
があると夜景がクッキリ浮かんで見える
ね。これがベストかな。
 若者は、ライトアップなんかより、自
然の夜景の方を好んでいるようです。浅
草寺も、このサイトにリンクを貼って貰
えるような“夜景スポット”になると良
いですね。そして、ライトアップするこ
とで、今まで以上に観光客が増えてくれ
ると最高なのですが、はたして電気代に
見合うほどの・・・。