2003年9月18日 木曜日


今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数40枚

どぜう

 秋深しというのに、毎日が暑いですね
。昨日は季節はずれの入道雲も現れてい
たのです。天気予報によれば、この暑さ
は、まだまだ続きそうですね。
 いつもお知らせしているように、来月
になると、浅草寺境内では色々な行事が
行われます。仲見世の通りには、その行
事を告知する派手な飾りが下がり、観音
縁日の旗が更に彩りを添え、今朝の仲見
世はとっても派手な通りになってしまい
ましたよ。
 派手といえば、浅草で目立っているの
が「どじょう」と「うなぎ」屋さんです
ね。浅草界隈を観光ガイドで調べてみる
と、「どじょう」屋が8軒、「うなぎ」
屋に至っては、20軒を数えるのです。
それ以外にも、看板には表記されていな
ないお店を含めると、50軒を越えるお
店がひしめきあっているのでしょう。
 昔は田んぼ脇の用水にタニシ、カエル
、ザリガニとともに、当たり前のように
ドジョウがいました。しかし、今では「
柳の下にいつもドジョウはおらぬ」では
ありませんが、まったく見かけなくなり
ました。あほまろが大学生だった昭和4
2年頃には、千束の友人宅の近所の田圃
でウナギも捕らえたことがあります。も
ちろんそれが天然ウナギだったんですよ

 でも、その頃のあほまろは、泥の中で
暮らすあのヌルヌルとした連中が嫌いで
した。ましてや、食べるなんて、もって
の他。あんな物食べるのは野蛮人だとも
思っていたのです。今、考えてみると、
とってももったいない話ですね。でも、
当時は、「どじょう」も「うなぎ」も天
然が当たり前。それでいて、値段もすき
焼きなどの肉料理よりも、うんと安かっ
たのです。
 駒形橋の南に、「駒形どぜう」があり
ます。享和元(1801)年に越後屋助
七が店を開いて有名になり、5年後の大
火事のあと、店の看板をそれまでの「ど
じやう」の4文字では縁起が悪いと「ど
ぜう」としたのが話題になり、江戸っ子
の行き着けの店の一つになったそうです
。この店で人気の「どぜうなべ」は、甘
めのみその中にお酒で酔っぱらったドジ
ョウを入れて煮立て、これにネギなどの
薬味をタップリ入れて熱いうちに食べる
のが最高なのです。と、みなさんが言っ
ていますが、あほまろはまだ「どじょう
」その物も食べたことがありません。
 浅草を舞台にした、NHKの連続テレ
ビ小説「こころ」もいよいよ終盤に近づ
いてきました。浅草で鰻屋を営む若女将
の奮闘記なのですが、その物語の稚拙さ
で評判はあまり良くないようです。でも
、毎朝全国に浅草をアピール出来たのは
、浅草の商店街にとっては何よりの宣伝
となったようです。
 台東区によると、まだ詳細が出来てい
ないのですが、今年浅草を訪れた観光客
は、例年を上回っていることは確かなの
だとか。今月いっぱいで「こころ」は、
終了しますが、それに引き続くように、
10月1日からの浅草寺境内は、様々な
イベントで賑わうのです。
 『大浅草まつり』の日程をお知らせし
ましょう。
『江戸町「奥山風景」』
10月1日〜11月16日
『平成浅草小判の賑わい』
10月1日〜11月16日
『平成中村座』
10月2日〜10月26日
『浅草寺寺宝展』
10月11日〜11月9日
『浅草今昔写真展』
10月11日〜11月9日
『大江戸史跡散歩』
期間中の土日
『東京時代祭』
11月3日
『生花展』
10月1日〜10月6日
『盆栽展』
10月8日〜11月13日
『大菊花展』
10月15日〜11月16日
 更に、10月1日から、浅草寺本堂の
ライトアップも始まるのです。江戸開府
400年を迎える今年は、江戸の風情を
残す浅草ならではの華やかな催しの数々
、浅草から目が離せない日々が続くので
すよ。
 さっきの話に付け加えておきますが、
ウナギは、あほまろの大好物なのです。