2003年9月16日 火曜日


今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数25枚

阪神優勝、ありがとう!

お裾分け

 ばんざーぃ! 今日は“マッチの火”
が見たくなる日ですよ・・・。
 昭和23年まで、“生活必需品”とし
て配給制だったマッチの自由販売が認め
られたことを記念した“マッチの日”な
のです。
 御存知ですか、あほまろはマッチのレ
ッテルコレクターなのです。明治時代、
のマッチは、お茶、紡績と並び、日本の
輸出産業の目玉でした。それは、近代日
本構築に大きく貢献した産業でもあった
のですが、最近は全く不要になってしま
いましたね。
 タバコにはライター、レンジは自動着
火装置と、マッチの需要はどんどん減っ
ていますが、いまだに通商産業省が指定
する“生活必需品”に、リストアップさ
れているのです。ですから、コンビニや
スーパーの取扱い指定品なのですよ。コ
ンビニで見かけたこと有るでしょう。
 近所のコンビニにもツバメ印のマッチ
が置かれています。先日、店員に聞いて
みると、開店時に仕入れた一包み(12
個)が、まだ残っているそうでした。き
っとあほまろが買った1個しか売れてな
いのかも。そんな状態じゃ、そろそろ、
“生活必需品”から外されてしまうので
しょうね。
 あほまろは、明治時代の「本票(宣伝
用では無い市販マッチ)」を集めていま
す。その数は、一節には10万とも20
万種類ともいわれておりますが、実態は
不明です。そんな膨大な種類の中から、
こつこつ集めたコレクションは、およそ
3万種類。ラベルに飽きたらず、最近で
は当時の宣伝や資料にまで手を出してし
まいました。
 あほまろは、秘密基地の写真でもお判
りの通り、色々なモノを片っ端から集め
てしまう性格なのです。写真の中でその
大きさで目だっているのはホーロー看板
ですが、コレクションの中で、なんとい
っても最高に位置するのは、古銭。マッ
チのラベルはその次の存在なのです。そ
れら総てのコレクションの中で、記念日
が制定されているのが、マッチだけなの
です。それだけ、重要なモノだったこと
がうかがえますね。
 現在、マッチのカタログの制作中です
。いつまでかかるか判りませんが、出来
上がったら、きっと電話帳のようなブ厚
い本になってしまうのでしょうね。
 お裾分けとは、貰い物の余分を分配す
ること。また、利益の一部を分配するこ
とですね。浅草の街を散歩していると、
時々“お裾分け”を見かけることが有り
ます。今朝のお裾分けは、植木鉢です。
ホオズキ市などで配られる簡単な物が多
いのですが、中には本格的な焼き物まで
並んでいるのです。
 近所のおばさんたちも、余っている植
木鉢を持って集まってきます。その帰り
に、別の植木鉢を貰って帰ります。これ
は、リサイクルって言葉が適切じゃない
ですね。“融通”っていうのでしょう。
 植木鉢だけじゃなく、以前は、食器類
や子供のおもちゃ類も置かれていたこと
もあります。あほまろもブリキのおもち
ゃを頂いたことがありました。不要品が
有る方は、こんな形で融通しあうのが、
下町なのですよ。
 ばんざーぃ! あほまろが応援してい
る野球チームが昨日、見事に優勝を遂げ
ました。何を隠そう、あほまろは阪神タ
イガースのファンだったのです。18年
の長きに渡って、人には明かせぬ苦痛の
時期もありました。野球の話題に成ると
話をずらしたこともありました。あの、
腑抜け監督のバカ女房の事件が、球団に
影響しないようにと真剣に祈った時期も
ありました。そんなこんなの苦痛を乗り
越えての優勝です。ついつい、涙が溢れ
てしまいます。就任わずか2年目の星野
仙一監督に感謝、感謝。
 これからの消化試合も、気を抜かずに
頑張って欲しいですね。勝敗が決まった
からといって、応援の手を抜くことが無
いのがとりえの阪神ファンですから。ど
っかの優柔不断なチームとの違いを世間
に見せつけてあげましょう。それとも、
貯金の一部を、どっかの優柔不断なチー
ムにお裾分けしてあげましょうか。
 いよいよ来年は、甲子園での開幕戦。
宿敵巨人との戦いで幕を開けるのです。