2003年9月11日 木曜日


今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数47枚

親の因果が・・・

 江戸時代に盛り場として賑わった浅草
の奥山界隈を再現する「奥山風景」の準
備が進んでいます。今朝は、見世物小屋
や矢場、茶店などの内装工事が行われて
おりました。奥山の出し物は、平成十年
に行われた「奥山風景」と、全く同じよ
うで、今年も木戸銭百円の見世物小屋が
楽しめるようです。見世物といえば、あ
の有名な、“大いたち”“大ざる小ざる
”“オオカミ娘”などですね。小さい頃
も、騙されて入ったものですよ。
 「親の因果が子に報い〜、親と慕った
オオカミと〜、暮らしてこのかた十六年
〜、人と思えぬこの姿、浅草奥山の復活
で、姿を晒すは今限り、お代は見てのお
帰りだよ・・・」、てな調子のお兄ちゃ
んの口上に騙されて入ってしまう輩も多
いのですよ。ばかばかしいけど、これが
また結構楽しいんですよ。
 その他に、台東区伝統工芸の浮世絵の
刷り師、刷毛職人、銀細工師、凧職人な
どの職人達の出店も有り、路上では南京
玉簾やガマの油売り等の大道芸が繰り広
げられております。週末になると、浅草
名物振袖さんの撮影会や、芸能人のサイ
ン会なんかも行われておりますよ。
 奥山風景を楽しんで、花やしきで遊び
、芋羊羹や餡子玉を食べ、水上バスで大
川を下り、なんてのは、まさに大江戸観
光の醍醐味でしょう。
 江戸開府以来四百年にわたって、一般
大衆の憩いの場であり続けた浅草。この
浅草の歴史、伝統、文化の特色を鮮明に
するため最大の目玉行事として、江戸町
浅草奥山風景を忠実に再現した「浅草奥
山風景」が開催されるのです。
 会期は、平成15年10月1日〜11
月16日までの47日間、毎日午前10
時30分〜午後5時30分迄、無休で開
催されております。見世物小屋や遊技場
以外は入場無料。芸能、演劇のメッカと
して栄えた、「浅草」の黄金時代を満喫
することが出来るでしょう。
 この期間中は、浅草小判が発行されま
す。一枚300円ですが、仲見世や提携
するお店で、300円の現金としても使
用できます。どこかで、お茶でも飲んで
、お代を小判で支払う。“チャラ〜ン、
姉ちゃん釣りはいらね〜よ”、なんて、
江戸っ子気取りも良いですね。気取りす
ぎて、“お客さん、お代が足りないです
よ!”なんて言われないようにね。くれ
ぐれも、一枚が300円ですからね。
 “奥山風景はまだなんですね”、本堂
前で可愛いお嬢さんに訪ねられてしまい
ました。友達から、奥山風景をやってい
るって聞いて来たそうです。誰ですか、
こんな可愛い子に嘘を教えるのは。お嬢
さん、準備風景とモモちゃんを写して帰
って行きました。“来月またいらっしゃ
いね!”、さっそく「江戸・網」もPR
しておきましたよ。
 雷門の提灯が新調され、宝蔵門の提灯
も修復に出されています。でも、肝心の
本堂前の大提灯も惨めな姿を晒している
のです。この提灯は、平成6年に修復さ
れたので、まだ数年このままなのでしょ
うか。あちこち破れて穴が空いています
。上部はハトの糞が多重に層を造ってい
ます。最近風のせいか、どんどん正面か
ら左側にズレてきているようです。特に
、提灯が無くなった宝蔵門から真っ正面
に見る姿が、ちょっと惨めな感じなので
す。他の大提灯は京都の高橋提灯屋製で
すが、この提灯だけは江戸物。根岸の五
十嵐提灯屋で造られているのです。
 このページのカウンター、昨日四十四
万番を越えたようです。今回のキリ番を
ゲットされたのは、どなたでしょう。記
念品を用意しておりますので、ご連絡く
ださい。次は、四十四万四千四百四十四
番、“四四四四四四”のぞろ目ですよ。
(注:この下の数字は毎日確実に減って
いきますが、他意はありません。単なる
メモと思ってください。)