2003年8月30日 土曜日


今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数26枚
M13

嫌な広告

 最近のあほまろは、血圧が高くて、な
んとなく体調が悪いのです。でも、ジー
っと寝ている訳にもいかずに、歩き回っ
てしまうんですよ。しかし、今朝は本当
に調子が悪くって、女房にモモちゃんの
散歩を手伝ってもらい、あほまろは一人
で、観音裏広場に集まったサンバカーニ
バルの準備風景を見てきました。
 最初は手作りで始まったこのサンバカ
ーニバルも、年を追うごとに参加者も観
客も増え、今ではすっかり企業の広告媒
体となってしまったようです。広場での
準備を見て回ると、総てが企業広告で造
られた車両や飾り。中には衣裳までもが
、企業カラーとロゴ入りなんて団体も有
るようです。
 イベントにはお金がかかり、その費用
を協賛企業に担ってもらうのは解るので
すが、少なくとも、自治体が主催者に名
を連ねている以上、今後は広告の規制も
行った方が良いのではないでしょうか。
その上、公の道路を封鎖してまで行うの
ですからね。
 あほまろが集めている物の中に、かっ
ては、街頭広告の王様だった、ホーロー
看板が有ります。昭和初期から始まった
この宣伝方法ですが、その目立つ存在感
と、素材の持つ輝きで、全国つず浦々に
広まっていったのです。ところが、これ
も同様、目立ちたがりの企業によって、
どんどん大型に成ってしまい、それが元
で、街頭広告規制法なるものも出来てし
まったのです。
 誰もが、やりすぎはいけない事は解っ
ているのでしょうが、他より目立つよう
なことを考える企画会社がいけないので
しょうね。その良い例として、戦前には
、万里の長城にも、日本企業のホーロー
看板が並んだそうです。このアイデアも
、かの大手広告代理店だったそうな。
 近年、広告を著しく規制されている物
は、タバコでしょう。タバコの屋外広告
、当初は自治体の条例で規制していたの
ですが、今後は法律で厳しく取り締まる
ようになり、その姿をどんどん消してい
ます。タバコの広告っていうのは、その
タバコを吸って欲しいという宣伝よりも
、禁煙ブームに対抗し、いつまでもタバ
コの存在感を保持するために目立ってい
るようです。
 この規制によって大きさも掲示場所も
限られ、そのうちにタバコその物も無く
なってしまうのでしょうか。タバコもホ
ーロー看板同様、絶滅危惧商品なんでし
ょうね。
 大手企業の宣伝パレードと化してしま
った、サンバカーニバルですが、浅草の
年中行事として記録しておかなければい
けません。今日は、助手を従えて会場中
を飛び回ろうと思っていたのですが、こ
んな体調ではちょっと無理かも知れませ
ん。撮影は助手にまかせて、秘密基地の
ベランダでのんびり見てましょうかね。
でも、ジーっとしていられるかな?
(注:この下の数字は毎日確実に減って
いきますが、他意はありません。単なる
メモと思ってください。)