2003年8月23日 土曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数32枚
M19

蝉しぐれ

 本格的な夏に突入しました。今朝の浅
草の気温は、30度近くに上昇している
ようです。隅田川河畔を歩いていても、
例年のように湿気でムーっとする感じも
無く、とっても爽やかなのです。いつも
の夏とは、ちょっと違うようです。
 昨夜の薪能も無事終了し、今朝は後か
たづけが行われておりました。この会場
の設置に20日間を要したのですが、撤
去は2日で終わるそうです。これが片づ
くと、次は10月に開催される平成中村
座の芝居小屋の建設が始まるのでしょう
ね。でも、サンバカーニバルもために広
場を使わなければならないので、本格的
に取りかかるのは、9月に入ってからで
しょう。
 浅草が女子高校生に占領されてしまい
ました。地下鉄の駅から大勢の女子校生
が湧き出てきます。駅前でたむろしてい
る連中に訪ねてみたのですが、キャンキ
ャンした今風な喋りで答えられても、お
じさんは理解に苦しむんです。何か、ど
っかの高校で、なんかの競技会が有るよ
うです。どうでも良いことなので、詳細
が分からずとも、“そうでうか、ありが
とう”。
 また、“応援は制服で来いと言われた
ので・・・”なんてことも言ってました
よ。そういえば、今、韓国で開催されて
いるユニバーシヤードの応援に駆けつけ
た、北朝鮮美女軍団もみんな制服で応援
しているように、高校生も制服の黄色い
声で奮起するのでしょうね。
 最近の高校生はみんな茶髪でミニスカ
ート。最近のニュースを賑わしている先
生達の不祥事。毎日こんな格好を見せつ
けられている、若い男性教諭が、ムラム
ラするのも、理解出来ますよ。
 昨日から、NHKのドラマで、藤沢周
平さんの「蝉しぐれ」が始まりました。
藤沢周平さん一連の小説に登場する、“
海坂藩”とは、彼の故郷、庄内藩の城下
町鶴岡を中心に、庄内地方の風土や風習
と、美しい風景を、物語の世界に思いを
馳せながら描いた架空の藩なのです。
 あほまろが若い頃、藤沢周平さんの小
説に魅了され、小説の舞台を訪ねて、何
度も庄内地方を散策したことが有りまし
た。
 10年ほど前にも、NHK金曜時代劇
で、藤沢周平さんの「清左衛門 残日録
」が放送され、その時の出版を記念して
、神田の三省堂で藤沢周平さんのサイン
会が行われました。あほまろも並んでサ
インを頂いたのです。
 昨年話題になった、山田洋二監督の「
たそがれ清兵衛」も同様、“箱庭の中で
幸福を抱きしめることのできる人間”を
、鋭く描いた“海坂藩”シリーズに、昨
夜は、改めて感動を覚えたのでした。
 藤沢周平さんも亡くなられて、はや6
年。藤沢周平さんがどんな気持ちで「蝉
しぐれ」をお書きになったかは分からな
いが、暗闇の中で一条の明かりともいう
べき愛を頼りに生きる主人公の姿に、彼
の面影が見え隠れしているようにも。
(注:この下の数字は毎日確実に減って
いきますが、他意はありません。単なる
メモと思ってください。)