2003年8月18日 月曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数26枚
M22

猛暑の特異日

 いったいいつになったら夏らしい天気
になってくれるのでしょうね。今朝も雨
です。気象庁の資料によると、今日は“
猛暑の特異日”、猛暑となる確率が最も
高い日ですが、この調子じゃ冷夏の“特
異日”に改めた方が良さそうですね。
 こんな雨の中、浅草寺境内ではNHK
朝ドラのロケが行われています。このド
ラマも始まって5ヶ月になろうとしてい
るのに、まだ撮影が残っていたのですね
。スタッフの中に、知り合いが居たので
聞いてみると、八月になってから連日の
雨で、スケジュールが大幅に狂ってしま
ったそうです。今日も中止にしようかと
迷ったそうです。来月で終わるドラマ、
本来ならすでに撮影は終了しているんで
すよ、普通は。こんなところにも、今年
の異常気象の影響が出ているのですね。
 ドラマの撮影で、延々とテイクを繰り
返しているため、浅草寺本堂前に入るこ
とが出来ずに、お参りまで結構待たされ
てしまいました。こんな時は、必ず文句
を言ってスタッフとやり合っている人が
居るものですが、雨の影響か観光客も少
なく、境内はNHKに占領されてしまっ
たような雰囲気でした。
 おかげで、いつもモモちゃんを撮影す
る場所に行かれず、今日の写真は公会堂
前のスターの広場です。
 今朝も、観音縁日には必ずやって来て
、お地蔵さんに花を供えるおばちゃんが
やって来ました。“何かお手伝いをしま
しょうか”、と訪ねると、“この、バケ
ツに水を汲んできてちょうだい”、おや
おや、雨の中でもお地蔵さんを洗ってあ
げるようです。あほまろはモモちゃんと
、近くのトイレで水を汲んできてあげま
した。反戦から57年目の夏、“息子が
生きていたら、ちょうどあんたくらいの
年になってるんだねぇ”、そんな言葉で
、おばちゃんに感謝されてしまいました
。東京大空襲で、このお地蔵さんの前で
、生後3ヶ月の息子を亡くしたのです。
 浅草神社の境内に、花笠が飾られまし
た。観音縁日とは関係が無いようですが
、いったい何が始まるのでしょう。最近
は、行事として記載されていない日に、
派手な飾り付けなんかされてしまうと、
気になってしまうんですよ。
 イラク戦争が終結して、4カ月になり
ますが、イラク国内では反米運動が激化
しているようです。昨日も、ロイター・
テレビのカメラマンが米軍に銃撃され死
亡しました。銃を打った米兵は、カメラ
マンが向けたカメラをロケット砲と誤認
したとのことです。戦争の真実を伝える
ための報道も、戦時下ではかなりの規制
も敷かれ、許可の無い場所の撮影は禁じ
られているそうです。その許可とは、米
軍にとって都合の良い許可であって、イ
ラク国民の真実の姿を写すための許可は
下りないようです。このカメラマンも、
バグダッド郊外のアブグレイブ刑務所周
辺で取材中に、銃撃を受けて死亡しまし
た。
 日本でも、敗戦記念日になると、その
映像だけが真実の姿で有るかのように、
過去の映像が繰り返し流されます。先日
のテレビで、その映像の裏側の特集を放
送されました。原爆で破壊された瓦礫の
中、赤ちゃんを抱いた子供にチョコレー
トを差し出す優しい米軍兵。何度もお目
にかかったこの映像ですが、実はヤラセ
だったのです。まるでテレビドラマの撮
影のように、フイルムの最初の部分には
、シーンナンバーと、カットナンバーが
書かれたカチンコが入れられ、同じこと
を何度もやらされていたのです。また、
瓦礫の中を苦しそうに歩く人間に、もっ
と軽快に歩くようと指示もされていたよ
うな・・・。
 いつの時代も、アメリカはメディアを
利用して、自国の都合の良い方に真実を
歪曲しているのです。昨日射殺されたカ
メラマンも、都合の悪い場所を撮影した
ためなのでしょう。“最後に撮影してい
た映像には、米戦車が同記者の方に動い
ている様子と戦車からの銃声が記録され
ていた”と、報道されていますが、その
映像は軍の管理下に有り、一般公開はさ
れないようです。
(注:この下の数字は毎日確実に減って
いきますが、他意はありません。単なる
メモと思ってください。)