2003年8月11日 月曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数27枚
M27

焦がす

 昨夜は、江戸開府400年の記念行事
の一環として、「第16回東京湾花火大
会」が開催されました。毎年我が家でも
、花火の音だけは聞こえていたのですが
、混雑の中を見物したことはありません
。でも、余りに大きな音なので、どこか
見える場所が無いか探してみると、以外
や以外、普段開けることの無い寝室のベ
ランダから、見えているではありません
か。
 見えているといっても、ビルの間にで
すが、遅れて響いてくる轟音と共に、雰
囲気だけは楽しめたのでした。
 この大会は、隅田川花火大会と違って
、海の上に打ち上げるので、都心で打ち
上げられる最大級の「一尺五寸玉」も沢
山登場したそうです。来年は、現場に出
かけてみましょうかね。
 朝日新聞のネットニュースで、「約1
万3千発の花火が東京湾の夜空を焦がし
た・・」、なんて表現が使われておりま
す。なぜ、“焦がした”になるのでしょ
う。焦がすとは、火で焼いて黒くするこ
と、花火なら光り終えたカスって意味に
なってしまうんじゃないでしょうか。最
もカスは夜空では見えないのですけど。
 それとも、“花火大会が行われた”っ
てことを過去形で表現するためでしょう
か。あまりにも文学的な表現が使われて
いるので、無学なあほまろはかえって悩
んでしまうじゃないですか。
 広辞苑によると、「心を苦しめる。思
い悩ます」なんて意味も書かれていると
ころをみると、若い男女が、花火によっ
て親密になっていく課程を表現したかっ
たのかもしれませんね。
 昨日は渋谷まで出かけたのですけど、
昼間から浴衣姿の若者が大勢歩いていま
した。きっと彼らがお台場に繰り出し、
夜空を焦がす花火に、お互いの身も焦が
したのでしょう。
 昭和60年の今日、日航機123便が
群馬県御巣鷹山に墜落し、520人の犠
牲者を出したてから満18年をむかえま
す。史上最大の航空機事故の記憶は、決
して忘れる訳にはいきません。正に、山
を“焦がした”あの悲惨な現場の光景、
頭から離れないのです。
 あの事故では、あほまろの友人も亡く
なっているのです。彼は最後まで遺体の
確認がとれず、生前彼が使っていた櫛に
残っていた髪の毛を骨箱に入れての葬儀
が行われたのでした。
 また、あほまろの会社にはラッキーな
人間もいました。6時の便で大阪に帰ろ
うと準備をしている最中に、同僚達に飲
みに誘われてしまって助かったのです。
その前に、わざわざあほまろのところに
、今日の6時の便で帰りますからと挨拶
に来ていたので、あのニュースは、もう
大変でしたよ。大阪の家と連絡を取り合
いながら、みんなで心配してニュースに
釘付けだったのです。
 夜中になって、本人から電話がかかっ
てきて一件落着。思わず怒鳴ってしまっ
たことも、忘れられない想い出なのです。
 甲子園を明け渡し、死のロードを進む
阪神。まさかの4連敗。そういえば、前
回の優勝も、日航機123便の事故と同
じ昭和60年でしたね。
(注:この下の数字は毎日確実に減って
いきますが、他意はありません。単なる
メモと思ってください。)