2003年8月4日 月曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数73枚
M29

恒久的

 旧暦の七夕の節句です。東京のように
、新暦で七夕を祝う地域が増えています
が、まだ旧暦日で祝う地域も多いようで
す。しかし、本当の旧暦では無く、旧暦
の7日に近い新暦の8月7日ってのが多
いようです。星祭りの性格であることを
考えると、旧暦の日付の方が晴れる可能
性は高そうですね。古くは祖霊信仰の行
事で、中国伝来の乞巧奠きこうでんの風
習と日本の神を待つ「たなばたつめ」の
信仰とが習合したものと考えられており
ます。夜空の星を眺めてみませんか。
 三ヶ月間の空白期間が終わり、雷門の
大提灯が昨日帰ってきました。僅か三ヶ
月でしたが、提灯の無い雷門に見慣れて
しまったようで、提灯がぶら下がってい
る雷門に違和感を覚えるのが不思議です。
 こんな大きな提灯がぶら下がってしま
うと、雷門に何かが詰まってしまって、
見通しがとっても悪くなってしまったよ
うな。そんな事を感じるのは、本末転倒
でしたね。やっぱり、大提灯が無くっち
ゃ、東京のランドマークの雷門とは言え
ないのですから。
 新しい提灯はまだ伸びきっていないら
しく、ちょっと歪な格好でぶら下がって
います。これも、数ヶ月で従来の姿に戻
ってくるのでしょう。話題に枯渇してし
まった、あほまろ日記に新しい観察日課
が出来たようで、嬉しい気分かな。毎日
の観察が楽しいかもね。何はともあれ、
目出度し目出度し。
 雷門が、昭和36年に新造されてから
から、5度目の架け替え。その総てが松
下電器産業一社の寄付によるそうです。
いったい幾らかかるのかは判りませんが
、前回の時より安かったとの噂も聞こえ
てきます。前回は平成四年の12月です
から、まだバブルの余韻が残る時期でし
たね。
 このように、およそ10年に一度、新
調される時に寄付をする企業と、境内の
恒久物に寄付をする企業。どっちが良い
企業なのでしょうか。っていうか、利口
な企業なのでしょうね。たとえば、いつ
も気になっている、浅草神社を囲む石柵
に刻まれた今は亡き企業の名。これを寄
付した時には、我が社は未来永劫不滅な
のだ。そんな気持ちだったのを思うと、
寂しい気分になってしまいます。
 そのように、いつまでも残ってしまう
ってのは、ちょっと恥ずかしいことかも
知れませんね。寄付をした会社が潰れた
ら、その物も取り壊すなんて規則を作ら
ない限り、それこそ未来永劫、そんな会
社が有ったって証しだけが残ってしまう
のです。
 そういえば、亡くなった人にはお墓っ
てのが有りましたね。そう考えると、企
業は利益の出ている間に、お墓に成るべ
く恒久建築物に寄付をしておくってのも
道理なのかもしれませんよ。
 雷門の大提灯に刻まれた、松下電器の
名前は、ほぼ10年に一度考え直すチャ
ンスが与えられます。次の架け替えで、
名前が無くならないようにして欲しいで
すね。そろそろ恒久物への寄付に切り替
える時期かもしれませんよ。銀行だって
亡くなってしまう世の中ですから・・。
(注:この下の数字は毎日確実に減って
いきますが、他意はありません。単なる
メモと思ってください。)