ジメジメして嫌な天気に拍車をかける
ように、浅草の街に戒厳令がしかれたよ
うに物騒な状態になってきました。今朝
は、モモちゃんが用を足す雷門前の並木
通りの植え込みにもバリケードが張られ
て入ることもできません。
　明日の花火のための警戒なのです。し
かしこの場所から花火を望める訳じゃな
し、花火の時間は通行止めになる道路だ
っていうのに、何がいけなくて、中央分
離帯への進入を規制しなければならない
のでしょうかね。
　２日前、このホームページに、「秘密
基地」なんて項目を創ってみました。ま
だ内容は入れてませんが、創った瞬間か
ら、問い合わせのメールが沢山舞い込ん
できました。
　子供の頃、誰もが憧れた、いわゆる「
秘密基地」。秘密といっても、どっちか
というと、“親に秘密”ってところだっ
たんでしょうね。
　資材置き場の片隅に創られた「秘密基
地」。誰にも判らないように屋根には、
カモフラージュされた雑草を乗せ、入り
口は段ボールでふさぎ、なんとなく格好
がついた頃には帰らなければいけない時
間になっているのでした。別れ際に決め
た“合い言葉”も懐かしいですね。
　それから数日間は、仲間同士の連帯感
も芽生えるのでした。メンコやビー玉も
、戦わずに交換してみたり、今まで、巻
きあげるに良いだけ巻きあげてきた弱い
仲間にも、大切な戦利品を返してあげた
り・・・。
　「秘密基地」の中には、番犬が居まし
た。番犬といっても、家で飼うことがで
きない、“捨て犬の家”を、「秘密基地
」と称していたのかもしれません。他に
友達同士で持ち寄った各々の財産箱。そ
れを隠すための小細工。小細工といって
も、穴を掘って枯れ草でカモフラージュ
しただけ。それでも、暗黙の了解で、隠
した者以外には見えないことにもなって
いたような。そんな状態の財産箱は“金
庫”と呼び名を変え、面子やビー玉など
の宝物を入れておいたのです。
　そんな楽しい「秘密基地」も、ある日
突然敵対していたとなり町のガキ共の奇
襲を受け、悲しい結末を迎えるのです。
もちろん仕返しってのもありました。
　しかし、今のようなイジメや差別なん
て世界とは、全く無縁なのです。それも
、子供達の遊びの一つなのです。敵の「
秘密基地」を発見し、２Ｂ弾を打ち込ん
で破壊する。造作を壊し、隠していた“
金庫”を戦利品ちして持ち帰るのです。
　そして戦闘の翌日は、必ず職員室に呼
ばれる、そんな事の繰り返しだったよう
な少年時代。欲しくて欲しくてたまらな
かった、野球選手や相撲取りの角メンコ
や、ショウケンキャラメルのおまけ等々
、骨董屋や古本屋で見付けると、お金に
余裕が出来たことを良いことに、ついつ
い手を出してしまうんです。
　忙しい人生の最中でも、将来現役を引
退したら整理しようとの想いだけで、全
国各地で手当たり次第に買い集め、家の
倉庫に積み上げていたガラクタの山。今
、ようやく手を付け始めたのです。それ
が、あほまろの「秘密基地」ってところ
でしょうか。
　でも、他のページのように、旗揚げを
しただけで実現しないで終わる可能性も
大いにあることだけ、ご承知くださいね
。とりあえず、瓦礫の山のように集まっ
てしまったホーロー看板。５０００種類
を越えるほど溜まってしまった、懐かし
い観光タバコのパッケージ。それと、「
秘密基地」の金庫の中にも仕舞われた、
懐かしメンコ達にスポットを当ててみた
いと思います。
　今日は、「最高気温記念日」だそうで
す。昭和８年、山形市で日本の最高気温
４０、８度が記録された記念なのです。
山形にかかわらず、全国的にこの時期が
一番気温が上がるのですが、今年は異常
気象で寒いくらいですね。
　また、日本最高気温を記録された日な
ので、かき氷を食べるのに一番ふさわし
い日とされ、日本かき氷協会が「かき氷
の日」にも制定したそうです。
　平安時代の歌人、清少納言が食べてい
たかき氷のシロップは何だったのか。外
国のフラッペとかき氷はどう違うのか・
・・。不思議な記念日の事を考えながら
散歩していると、あちこちの店頭に吊さ
れている「氷」の招布の違いに、とって
も興味を持ってしまいました。
　今度、カッパ橋道具街で、バージョン
違いの「氷」の招布を探してみようかな
・・・、またまた収集壁が・・・、そん
な朝でした。
（注：この下の数字は毎日確実に減って
いきますが、他意はありません。単なる
メモと思ってください。）