2003年6月27日 金曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数27枚

権利の主張

 暖かく爽やかな朝です。こんな陽気の
朝は久しぶりですね。今朝は浅草寺境内
を時間をかけてゆっくり歩いてみました
。先月水抜きをして綺麗になった影向堂
前の池では、石橋の下を錦鯉が優雅に泳
いでおります。こんな、のんびりとした
境内の雰囲気が良いですね。浅草に住ん
で良かった。なんて思うんですよ。
 今日は“日照権の日”だそうです。1
972年(昭和47年)、最高裁が日照
権を法的に保護する権利として認める判
決を下した記念日でもあるそうです。
 法律では、“日照権とは、住民の日照
をまもる切実な要求と運動の中からつく
られてきた権利であり、憲法25条が保
障する健康で文化的な生活を営むために
太陽の光を享受する権利である”と定め
られておりますが、都会では、ビルやマ
ンションの建設で、日照権が大きな問題
になっております。
 裁判では、日照被害が受認限度(社会
生活上、我慢すべき限度のこと)を超え
ているか否かが大きな問題になるそうで
す。人は社会生活を営む上で、互いに譲
り合わなければなりません。あなたは太
陽が当たる生活がしたい。これに対して
業者はビルを建築して営業がしたい。こ
の二つの利益をいかに調整するかを決め
るのが民法で、民法はお互いの妥協を探
り合いながら解決策を考えるのです。
 太陽が当たる生活がしたい人と、ビル
を建築して営業がしたい人の妥協点を探
すってことは、「日照権」と「建てる権
利」どっちも多少の我慢が必要ってこと
にもなるのでしょうね。
 あほまろは、いつもお日様が照らして
くれる場所を選んでマンションの10階
を購入したのですけど、その翌年すぐに
、東側に更に高いマンションが建ってし
まったんですよ。これって、イタチごっ
こっていうか、時代の流れっていうか、
お互い様なんでしょうかね。どちらにし
ても、元から住んでいた近所の方々には
、もっともっと迷惑をかけているんです
からね。
 昨日、テレビ番組「ニュースステーシ
ョン」が勝訴したダイオキシン報道で、
最高裁が二審判決を見直すことになりま
した。この報道によって、ヒステリック
な連中が不買運動まで起こした狭山茶問
題。農家側は「テレビ報道は、映像や効
果音で視聴者に訴えかける特性がある。
名誉棄損の成否は、一般視聴者が受けた
印象に基づいて判断されるべきだ」など
として上告受理を申し立てております。
 この問題をここまで大きくしたのは、
ただ一人のニュースキャスターの発言だ
ったのです。
 マスコミが正しい、マスコミが真実。
世間一般でまかり通っているマスコミ神
話。その中で、絶対的権利を有している
教祖様的存在のニュースキャスターと言
われる連中。特に、「ニュースステーシ
ョン」の謗言の数々を許しているテレビ
朝日の経営陣の責任も大きいのです。ニ
ュースキャスターと成り得る人格者って
のは、今のアイツじゃ無いでしょう。も
っと、知的で良識あるニュースキャスタ
ーを起用するべきなのです。早くしない
と、きっと近いうちにまた大きな問題を
提起させられるでしょうね。まるで、頭
の取れてしまったサトちゃんのような・
・・。今のアイツじゃね・・・。
 気持ちの良い散歩の後、嫌な新聞記事
を見て、頭に血が上ってしまったあほま
ろでした。