2003年6月20日 金曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数19枚

サクランボ

 強風の朝になりました。窓を開けると
一気に入り込んで来る風で机の上の書類
が飛ばされそうです。これも、台風の影
響なのでしょうか。なんとなく生暖かい
風なのです。
 予報によると、関東地方は、ほぼ全域
で晴れ渡り、埼玉県の一部で最高気温が
34度に上ると予想され、その他の地区
でも30度を超える真夏日となりそうと
のことです。今日も暑い一日になるので
しょうね。
 今日は、サクランボの特産地・山形県
寒河江市が1990年に制定した。サク
ランボの日だそうです。今が旬のサクラ
ンボですが、まだまだ庶民の口に入るよ
うなお値段では無いようです。最高品質
の「佐藤錦」にいたっては、出始めの頃
には、一粒1万円ともいわれ、毎年ニュ
ースを見るたびに、いったい誰が食べる
んだろうなんて思ってしまうんですよね。
 その「佐藤錦」が狙われています。天
童市では、500キロ(時価150万円
相当)。寒河江市でも、180キロ(時
価52万円相当)の「佐藤錦」が盗まれ
たそうです。こんなの盗んで、いったい
何処に売るつもりなのでしょう。すぐ、
足が付いてしまいそうですね。それとも
、みんなで豪華なサクランボ宴会で盛り
上がるんでしょうかね。
 昔、「黄色いサクランボ」という歌が
流行りました。その頃のサクランボって
いうと、黄色くて酸っぱいのが当たり前
で、若い娘が“ウッフ〜ン・・”。とこ
ろが現代のサクランボは、鮮やかなルビ
ー色に輝き、口に入れると甘い果汁がほ
とばしる。甘いだけでなく、さわやかな
香りもあるのです。愛くるしいカタチも
手伝ってか、初夏のフルーツでは一番の
人気者です。
 それでは、サクランボはなぜ高価なの
か。気象条件の難しさも含めて、栽培の
手間が驚くほどかかるからだそうです。
たとえば気候的に本来は、4〜5月上旬
の遅霜が軽く、6〜7月上旬が比較的湿
気と雨が少な霜があり、梅雨の時期もあ
ります。そこで生産者は、遅霜の被害に
合わないようヒーターや電気ファンを使
うなどして畑中の温度管理をこまめに行
って育成するからなのです。
 やっとのことで収穫。これも1個1個
色づきを見て確認し、軸をつけてそっと
手でもぎ取る。パック詰めともなると、
向きをそろえ、粒をそろえながらの熟練
した腕も必要になってくるそうです。自
家消費の場合はバラ詰めでもいいが、贈
答用には、やはり美しく並んだ手詰めの
人気が高いそうですよ。
 そこまでして育てたサクランボ。盗ん
でいくなんてもっての他ですね。でも、
サクランボは鮮度が落ちるのが早いので
、買ったらすぐ食べてほしい。って、盗
まれた生産者が言ってますよ。せっかく
のルビー色の輝きが色あせないうちに食
べましょうね泥棒さん。それが生産者に
対するせめてもの償いなのです。
 今のあほまろは、「佐藤錦」だと思い
ながら「アメリカンチェリー」を食べる
のが精々ですが、いつになったら「佐藤
錦」が庶民の口に入るようになるのでし
ょうね。そういえば、数年前にどっかの
料亭で数粒食べたのが、最初で最後だっ
たのかも。そう思うと、サクランボ泥棒
って奴ら、無性に腹が立ちますよ。
 毎日の散歩コースに清水焼のお店があ
ります。その店頭に展示台として置かれ
ているカウンターのような家具がありま
す。昔の煙草屋さんの展示ケースでしょ
うか、とっても雰囲気が有るのです。し
かし、毎日仕舞われること無く、雨ざら
し。昨今のレトロブームに便乗して、ち
ょっと手入れをして販売でもしたら、高
級清水焼よりも高く売れるかもしれませ
んよ。そうなったらあほまろは絶対に買
うんだけどなぁ・・・。昔の煙草のパッ
ケージなんか並べたら雰囲気有りそう。
毎朝指を銜えて見ております。
 そういえば7月1日よりまたまた煙草
の価格が上がるそうですよ。自動販売機
に新価格表が貼られておりました。昨今
の禁煙ブームで、値上げをしたら益々吸
う人が減るかもしれませんね。いっその
こと、日本でもアメリカのように、1箱
$5(約600円)なんて、ばか高い値
段を付けて、そのかわり消費税の利率を
下げても良いのかもしれませんね。
 酒と煙草を止めたあほまろには、如何
に高く成ろうと関係ないんですよ。今と
なっては。