2003年6月12日 木曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数34枚

一日一食

 本格的な梅雨模様の朝です。気温は高
いのですが、女房が、濡れそうなのでレ
インコートを着ていきなさいと差し出し
た。本当に必要なのかな。
 大粒の雨は傘で除けられるのですが、
それに混じる霧雨のような雨は、レイン
コートを着ていても、横から、下から、
容赦無く入ってきます。おまけに気温が
高いのでレインコートの中の身体は汗だ
く。
 雨にも負けず、風にも負けず・・・。
モモちゃんのため、宮沢賢治の詩を暗唱
しながら小走りで散歩を済ませました。
これからこんな天気が続くんでしょうか
ねぇ嫌ですね。
 昨日、勝海舟に関する本を読んでいる
と、彼が日本に初めて洋傘を持ち込んだ
人なのだとか。万延元年に、咸臨丸で渡
米した勝海舟が友人に配ったお土産が、
“アン・ブレラ”だったそうです。ハイ
カラですね。
 明治に入り、文明開化のシンボルとな
った洋傘ですが、すべて輸入品。おまけ
に、一本が二両ととっても高価だったた
め、雨が降ると傘が濡れないように小脇
に抱えて走る人もいたとの逸話も残って
いますよ。
 その後、明治16年頃から、輸入部品
の組立がおこなわれるようになり、やが
て和製洋傘が中国などに輸出されるよう
になり、明治の日本を代表する輸出品に
なったのでした。
 今、家の傘を調べてみると総てが中国
製。それも折り畳み傘までみんな100
円ショップで買った安物ばっかりです。
なんでこれが100円で売れるのかが、
不思議ですね。
 ♪おっかのうぅぇ、ひなげしぃのぉは
ぁなぁがぁ・・・♪
 記念すべきアグネス・チャンの日本で
のデビュー曲ですね。このさわやかな歌
声を初めてテレビで聞いたときの衝撃を
思い出してしまうような、懐かし顔のポ
スターが貼られています。彼女は今、日
本ユニセフ協会大使なんて要職で、国際
的な支援活動を行っているのですね。
 7月20日に、浅草公会堂で、「みん
な地球に生きるひと」。そんなテーマで
講演をされすそうです。
 「一食を捧げる運動」
 ユニセフから昨年の暮れに出版された
、『子供白書』その中に、世界で今、産
まれた赤ちゃんが満一才になるまで育て
ることが大変なこと、モザンビークやマ
リでは、産まれた赤ちゃんの2〜3割が
一年以内に亡くなっているそうです。衛
生が悪いなどの理由もあるのでしょうけ
れど、一番の原因は、親の栄養失調で母
乳から栄養がとれないためなのです。
 そんな子供が世界中で、一日に二万人
ずつ死んでいるそうです。そんな状況を
少しでも解消しようと、ユニセフが各宗
教団体に呼びかけて始まったのが、「一
食運動」なのです。日本のみなさんが、
みんな一食抜いて寄付しなさいって訳じ
ゃないんですよ。一日一食分抜く気持ち
でその分の栄養を恵まれない国の子供達
に分け与えてあげましょうって運動なの
です。
 今、日本の子育てでは、母乳で育てる
とアトピーなど、親の障害が子供に影響
を与えるとの理由で、栄養バランスを考
えて作られた配合ミルクで育てるのが良
いとされております。そのため、栄養豊
かに育ったお母さんのお乳が捨てられて
いるようです。
 産婦人科と業者の癒着なのか。ミルク
会社の陰謀なのか、不景気といってもま
だみんなが豊かな食事が出来る日本。そ
こまでするのだったら、「一食運動」に
もちょっとは協力してあげてくださいね。
 一食を捧げることが人を助けるという
ことより、自分の生活一新へのはずみに
なれば、ありがたいこと。そんな気持ち
であほまろも協力してあげることにしま
した。
 暦の上では立春から135日目の6月
11日か12日を「入梅」といいますが
、なぜ“梅”がその代表として使われる
のでしょうね。梅の実が熟す頃に降り続
くのでそうなったとか。しかし、梅の実
なんてのはそんじょそこらで見られる訳
じゃ無し、梅雨で連想する、あじさいや
、花菖蒲に例えてもよかったんじゃ無い
でしょうか。ところで、“ひなげし”っ
て何時の花かな?
 じめじめした梅雨の中でも、懐かしい
、アグネス・チャンの顔で元気をもらっ
た朝の散歩でした。