2003年5月24日 土曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数48枚

江戸火消し

 イラク戦争、テロ事件、新型肺炎SA
RSなど世の中暗いニュースが多い中、
お笑いの吉本興業が、大阪と東京に1千
席程度の劇場を新設するという。まだ場
所は決定していないそうだが、早ければ
来年3月までに開く予定で準備中だ。
「劇場を増やして、若手の芸人に活躍の
場を与え、お笑いのオンリーワン企業に
なりたい」と意気込む吉本興業のやるこ
となので、きっとドハデな劇場で不景気
をぶっ飛ばしてくれるのでしょう。
 さて、その候補地なのだが、新宿、澁
谷などの繁華街を目指しているとされる
が、かっての繁華街浅草の名前は候補に
ない。浅草の六区には資材置き場になっ
てるところや、劇場の跡地など1千席程
度の劇場にはもってこいの場所がいっぱ
い残っているのにね。今から、浅草へ誘
致。なんてのは無いんだろうな。
 週末だというのに、浅草寺境内には観
光客が極端に少ないのです。これもSA
RSのおかげで、台湾や香港からの団体
が来なくなったためなのでしょう。三社
祭の後片付けは、奉納提灯の取り外しだ
けとなりました。これが無くなると、観
光客の減少に拍車をかけるように寂しく
なるのでしょうね。
 今朝は栃木県の知的障害者施設、緑が
丘育成園の生徒達が端正込めて作ったさ
つきの即売会が行われておりました。一
鉢500〜3000円、こじんまりとし
た販売所ですが、犬の散歩で訪れた近所
の方達の興味を誘っておりました。
 浅草寺境内も、イベントの無い時には
このような小イベントで賑わいを繋ぐの
を積極的に誘致して欲しいですね。
 明日の日曜日、観音裏広場において、
恒例の消防殉職者慰霊祭「弥生祭」が行
われます。東京中から集まる江戸消防記
念会の纏が並び、集まった全組が行う梯
子乗り、正月の出初め式以上の迫力で爽
快ですよ。午前10時、雷門から纏と梯
子を持って入場し、東京消防庁音楽隊の
演奏を皮切りに、木遣り、纏行列、梯子
乗りと午前中いっぱい江戸情緒溢れるイ
ベントが繰り広げられるのです。
 もちろんあほまろも写真を撮りに行き
ますよ。この模様は、また写真館で公開
しますね。でも、お近くの方々はこの機
会に、是非実物でご覧頂きたいと思いま
す。今となっては、火を消したことの無
い火消し連中ですが、装束は江戸火消。
伝統を守り通してきた江戸消防記念会の
魅力を堪能してください。
 文化二年二月場所七日目、懇意の者と
一緒に芝神明社境内の相撲場に来た鳶の
富士松が、木戸銭を払わずに入ろうとし
て断られた。これを恨んだ富士松は、同
社境内で行われていた香具師芝居を見物
に来ていた九竜山(東二段目六枚目)を
足蹴にし、仲間の辰五郎と共に口論を仕
掛けた。その間に同じく仲間の長治郎が
芝浜松町二丁目の火の見梯子へ昇って半
鐘を乱打、め組36か町の血の気の多い
連中が駆けつけ、関取九竜山一門と火消
しめ組の辰五郎が繰り広げため組の喧嘩
。有名ですね。お芝居にも登場するこの
め組、ザル型の纏と共に、今でも健在な
んです。もちろん明日もやってきます。
 ちなみにあほまろの住んでいる地区は
、と組なんです。八代将軍吉宗の時代に
、お城を中心に、右回りの渦巻きでいろ
は四十八組が結成され今に残っているの
ですよ。江戸開府400年の記念行事と
しても楽しめるのです。