2003年5月16日 金曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数42枚

世間

 さて今日から待ちに待った三社祭の始
まりです。とりあえず今日は夜宮って事
なので、まだ静かな朝なのです。折りか
らの雨で、開催が危ぶまれていた今日の
大行列も、午後から晴れるとの予報によ
り早々実施を決めたそうです。
 午後12時30分、見番前を出発する
この大行列は、おはやし屋台を先頭に、
金棒、鳶頭きやり、総代、各町役員、び
んざさら舞 、芸姑連の手古舞、くみおど
り、白鷺の舞、囃子屋台と続き、象潟の
見番前〜柳通り〜千束通り〜ひさご通り
〜 浅草六区〜雷門通り〜雷門〜仲見世〜
浅草神社と、約2時間練り歩くのです。
行列の到着後、浅草神社境内において、
びんざさら舞の奉納も行われます。
 お祭りといっても、今日の行事はこん
なところですが、浅草中央6ヶ町の御神
輿だけは、夕方から渡御を行うようです
が、その他各町神輿の連合渡御は明日午
後から一斉に繰り出すのです。
 お祭りの準備で忙しい浅草寺境内には
、今朝も青森、秋田、山形と東北地方か
らの修学旅行が大勢やってきました。み
なさん中学生のようです。こんな状態で
、大勢の子供達とすれ違う時、必ずモモ
ちゃんがみんなの注目の的になります。
当然、お国訛りの可愛い子供達との記念
撮影。シャッターを押すのがあほまろと
相場は決まるのです。
 しかし、今朝はちょっと様子がおかし
いのです。おじさんも一緒に、なんてい
われてしまうんです。そして、次から次
に入れ替わり立ち替わりに・・・。そう
なんです、先生があほまろの日記を読ん
で、生徒達に教えていたそうです。それ
で、旅行のスケジュールを朝8時の浅草
寺観光にしたのだそうです。あほまろに
逢うためにわざわざ嬉しいことですね。
って、いうと格好が良いでしょうが、本
音は、モモちゃんに逢いたいってことな
んでしょうかね。
 今回の出会いを、先生がみんなに説明
します。“みなさん、このように世間っ
てのは狭いんです。目標を持って努力す
れば、叶わない事は無いんです・・・”
、“じゃ先生、○○(良く判らないが芸
能人の名前)に逢いたいって目標を持っ
たら逢えるのか?”、“そんな目標だっ
て、絶対にダメとは言い切れないんです
よ。そんなたわいもないことより、もっ
と大きな目標を持って・・・・。
 先生が優しいと生徒もみんな素直なん
です。この先生は、数年前に芸能音楽の
30とか、スポーツの20とかって答え
るクイズ番組に出演していた、たしか、
はらたいらとかいう変なオッサン達の中
で光っていた、女優だったか歌手だった
かあまりメジャーなタレントじゃ無かっ
たようなので忘れましたが、あほまろ好
みの美人で才女。その時の女性にそっく
りなんです。
 ところで、我々がよく口にする「世間
」という言葉や概念は実に興味深い言葉
なのですが、明解かつ正確に訳し得るよ
うな単語は見当たらないですね。
 阿部謹也先生の著書、『世間とは何か
』(講談社現代新書)によれば、“世間
という言葉は「世の中」とほぼ同義で用
いられているが、その実態はかなり狭い
もので、社会と等置できるものではない
。自分が関わりをもつ人々の関係の世界
と、今後関わりを持つ可能性がある人々
の関係の世界に過ぎないのである。自分
が見たことも聞いたこともない人々のこ
とはまったく入っていないのである。世
間や世の中という場合、必ず何らかの形
で自己の評価や感慨が吐露されていたの
である・・・・。”
 言われてみると、正にその通り、“自
分が関わりをもつ人々の関係の世界と、
今後関わりを持つ可能性がある人々の関
係の世界”が、世間なんです。社会より
も、より身近を表現する言葉なんですね。
 そういえば、さっきの先生、あほまろ
との出逢いを“世間”って表現で表した
のは、より身近になったってことを言い
たかったのかな?(へへっ・・照れ笑)
 先生!みなさん!、お帰りになったら
ここの掲示板にも一言お願いしますね。
 そしてまた来年もこの時期にお逢いで
きることを楽しみにしてますよ。