2003年5月15日 木曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数25枚

梅雨の走り

 じめじめとして、ちょっと肌寒い朝に
なりました。明日から始まる三社祭りの
提灯も雨に濡れて可愛そうです。でも、
和紙で作られた提灯ってのは、多少の雨
には平気なのだそうです。紙って強いん
ですよ。
 資源ゴミの回収が行われております。
ビン類、缶類、雑誌類と分別された資源
ゴミは、更に選別センターで、新聞紙、
ダンボール、雑誌、鉄、スチール缶、ア
ルミ缶、布、生きビン、色別カレット等
に細かく選別されてそれぞれ再利用され
るそうです。そうであれば、ゴミとは呼
ばれないのでしょうけど・・・。
 この資源ゴミ回収日には、アルミ缶を
集めて歩く連中があちこちから湧いてき
ます。そう、湧いてくるって表現がぴっ
たりなんです。大きなビニール袋の中に
は、小さく圧縮されたアルミ缶をいっぱ
い詰めて歩き回っているのです。
 今朝、とある回収場にやってきたそん
なオッサン。アルミ缶が入っている箱の
中を覗き込んでいます。当然そのアルミ
缶が欲しいのですが、ダメだよ!って追
い払われているのです。資源回収車に分
別した資源を提供するのは有る意味のボ
ランティア。集めて分類するだけで、対
価は発生しません。しかし資源回収車で
集めに来る人達は職業なんです。それら
廃品を売って対価が発生するのです。
 歩き回ってアルミ缶を集めている連中
、それを売って暮らしているのです。ア
ルミ缶を百個単位で、一個一円相当で買
ってくれるそうです。ですから、必至で
す。彼らの協力を得ると、資源ゴミの分
別のお手伝いもしてくれます。ある町会
では、積極的に彼らの協力を得ている所
もあるようです。彼らはアルミ缶以外に
興味が無いのですから、交換条件で手伝
わせた方が徳じゃないんでしょうかね。
 いわゆる世捨て人。いわゆる路上生活
者。いわゆるホームレス。いわゆる浮浪
者。いわゆる乞食。彼らを、色々な呼び
方が存在します。マスコミなど報道で使
われる表現は、「路上生活者」。それ以
外の呼び方は人権侵害で、差別用語にあ
たるのだそうです。東京都では彼らのた
めに、自立支援センターなどの施設を設
けていますが、その数は減らないそうで
す。
 それじゃいっそのこと、彼らを雇って
資源ゴミの回収をさせるって手もあるん
ですよ。報酬はアルミ缶だけでも、充分
にやる気を起こす連中も多いようです。
 最近のコーヒー缶はスチールばっかり
に成ってしまったんだよなぁ。自動販売
機の前で、空き缶の研究をしている「路
上生活者」。スチール缶が多くなって、
アルミ缶は一日200個ほどしか集まら
なくなったのだとか。でも、明日からの
お祭りで、ビール缶が大量に出るのを期
待しているそうです。でも、町会の連中
が厳しくてなかなか貰えないのだよなぁ
、なんて溜息も。毎年一番大きく稼げる
のは、花火大会の後なんだそうです。あ
の夜は浅草中の路上が宝の山になってし
まうそうですよ。
 みなさんも花火大会の日だけは、缶ビ
ールを飲んで、その辺にほっぽっても構
いませんよ。
 五月晴れとはいったい何処の地方をい
うのでしょう。東京では、連休明けから
ジメジメとして蒸し暑く、雨の多い日が
続いています。九州ではすでに梅雨いり
をした地方もあるようです。
 天気予報で、“梅雨の走り”なる、聞
き慣れぬ言葉を耳にしました。本格的な
梅雨入りの前に現われる梅雨に似た雨の
ことを“走り梅雨”ともいいますが、今
年は5月の第2旬にして“走り梅雨”が
の傾向が見られるというのです。天気図
の見方など知らないあほまろですが、見
ていると、梅雨前線が九州の下に横一文
字になっていることらしいのです。この
“走り梅雨”は、“前梅雨”とか“迎え
梅雨”などともいわれるようです。とき
には“走り梅雨”が無いまま梅雨入りし
てしまうこともあるそうです。
 “走り梅雨”の特徴としては、しとし
とと降るタイプで我々ににとっては憂鬱
な雨ですが、稲作農家の人々にとっては
なくてはならない雨でもあるそうです。
美味しいお米が食べられるように、我慢
しましょうね。
 本梅雨の途中に数日間の晴れ間が続く
ことを、“梅雨の中休み”とか“梅雨晴
れ”、これが、陰暦で言う“五月晴れ”
なのです。今年のように早い“走り梅雨
”が起こった年は、五月晴れが起こりや
すい傾向だそうですよ。
 気持ちの良いお祭りになると良いので
すが、明日も悪そうですよ。
 NHK連続ドラマの最後に紹介される
浅草のこころ。今日、青果店四代目とし
て、近所の八百屋の娘が登場しました。
もう何ヶ月も前から、お爺ちゃんと合う
たびに宣伝してたんですよ。それで、近
所の人達みんなが楽しみにしてたのです
が、登場は最後の1秒ほど。でも、写っ
て良かったね。ビデオ止めて見たら何分
でも好きなだけ登場できるんだからね。
 NHKによると、“八百屋”は差別用
語なのだそうです。八百屋のご主人が不
思議がってました。おかしいですね。