昨夜は雨だったんですね。道路上は濡
れておりますが、埃が洗い落とされたツ
ツジの花の鮮やかさは引き立っていまし
た。
　オレンジ通り街路灯にも三社祭の垂れ
幕が架かりました。楽しい時まで、あと
たった２週間になりましたね。この時期
の浅草は三社祭の話題も一段落し、皆の
会話の中から消えてしまうのです。なぜ
かというと、３〜４月中は、毎日のよう
に祭りの打ち合わせや飲み会が続き、連
休の時くらいは三社祭の話題から逸れた
い意識が作用しているのでしょう。後は
、じ〜っと本番に備えて待っているだけ
なのです。こんな時はあえて、次の花火
大会まで飛ばしてしまうんですよ。
　さて、連休中ですね。皆様は家族旅行
など楽しい時間を過ごされているのでし
ょうね。あほまろは相変わらず浅草周辺
数キロの範囲で行動しております。昨日
は、水天宮側のホテルで開催されている
コインコンベンションを冷やかした後、
木挽町の歌舞伎座で団菊祭の初日を観劇
してきました。これで連休中の予定が終
わったっていうか、これっきゃないって
いうか。ザッツ・オール！
　ちょっと寂しいですね。
　昭和２２年（１９４７）５月３日、日
本国憲法が発布されました。それを記念
して昭和２３年７月の「国民の祝日に関
する法律」で、今日が祝日と定められた
のです。
　現在の日本国憲法はその冒頭部分にお
いて『朕は、日本国民の総意に基づいて
、新日本建設の礎が、定まるに至ったこ
とを、深くよろこび、枢密顧問の諮詢及
び帝国憲法第十三条による帝国議会の議
決を経た帝国憲法の改正を裁可し、ここ
にこれを公布せしめる。御名御璽』とし
、天皇が臣下の申し出た大日本帝国憲法
の改正に許可を与えて公布してやったと
されています。大日本帝国憲法を改正し
て制定したとする現日本国憲法は、その
冒頭部分に明記されているようにその制
定の正当性を支配者たる天皇の神性に基
づく権力に拠るとしているのです。
　現在の憲法に制定されている国民主権
も基本的人権も法の下の平等も全て天皇
の裁可において制定された憲法により付
与されているにすぎないこととなるので
す。
　今朝の新聞に、“通知表に「愛国心」
、広がる　１１府県で評価項目に”、そ
んな見出しが。平成１４年度から新学習
指導要領が開始され、「国を愛する心情
」の育成が教科の学年の目標の一つに加
わった影響とみられています。子どもの
学習を評価する尺度に「国を愛する心情
」が入ることに、教育現場や保護者らか
ら戸惑いや反発もでているそうです。
　日本国憲法に沿った指導だそうですが
、真の民主主義の礎を築くには、まず国
民主権を超越する天皇の大権のもとに存
在を許されているに過ぎない現憲法の冒
頭部分の再考が必要ではないのでしょう
か。そして、国民こそ真の主権者で在る
事を宣言した上で、新憲法を公募して国
民の名において制定たいですね。