2003年3月31日 月曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数39枚

「雷おこし」

 今日から浅草を舞台にした、NHKの
連続テレビ小説「こころ」が始まりまし
た。とりあえず浅草に住む者にとって気
になるドラマです。モモちゃんとの散歩
に出かけなければいけない時間なので、
昨日購入したハードディスク録画機に予
約をしておいたのですが、なんとなく落
ち着かずに見入ってしまいました。
 まず、ドラマの初回は登場人物とその
背景の紹介でしたが、10月〜11月に
かけて毎日この周辺でロケをしていたの
を思い出します。今回のドラマには、三
社祭のシーンも登場するとあって、あほ
まろの周辺の方々も首を長くしていたで
しょう。案の定、いつもモモちゃんに餌
をくれる仲見世のおじさんも見て来たの
で開店が遅くなったよ、なんて言ってま
した。
 テレビはもちろん雑誌などでも頻繁に
浅草が登場します。この4年間毎朝浅草
寺周辺を散歩していると、この写真は何
時の物ってのがハッキリ判るのです。た
とえば、仲見世の軒先に架かる提灯や旗
などでも時期を把握できるのですが、毎
朝定点で写真を撮っているとそれが如実
です。宝蔵門に架かる大提灯がだんだん
破れていく課程や、境内の出店、雷門通
りの商店街の変化等々何時何日それも何
時頃の撮影であることまで判ってしまう
のですよ。
 あほまろは浅草周辺の古い写真や絵は
がきを集めております。おおよそ何時の
時代かの考証は誰もが簡単に判るでしょ
う。しかし影の位置や長さによってその
写真が撮影された季節と時間、そんなこ
とまでが判ってしまうんですよ。これも
モモちゃんと一緒に散歩を続けてきた付
加価値なんでしょうね。
 しかし、そんなこと判っても何の意味
も無いんですけど、なんとなく通になっ
た気分、自分だけで悦に入ってるのです
。そんな調子でテレビや雑誌の作品の内
容よりも、その背景がとっても気になっ
てしまういわば片端者になってしまった
んでしょうかね。
 浅草のおみやげで有名な常磐堂では、
この春の雷おこしの新作として「笑点」
グッズが登場しました。浅草のあちこち
の支店ではあの軽快な、♪ズンチャカ、
チャカチャカ、スッチャッチャ〜・・・
♪の音楽が流れ、「笑点」コーナーが設
けられています。「笑点」と雷おこしの
因果関係は判りませんが、今までもここ
常磐堂では、ディズニーの雷おこし、ポ
ケモンの雷おこしなど全く因果関係の無
い雷おこしを販売しています。雷おこし
の因果関係なんて無意味なこの考えても
しょうが無いですね。 常磐堂のホーム
ページには、『「雷おこし」の名称は、
雷門に由来し、寛政年間(200年以上前)
から売られていた。以来“家を起こす
、名を起こす”縁起を喜ばれて観音様参
詣のおみやげとなる。』とその由来が書
かれています。
 この「雷おこし」の名称は、雷門(風
雷神門)に起因し、風神と雷神の二人の
門番のうち、雷様だけが、スターになっ
てしまったのです。ですから、門の名前
までが「雷門」となってしまったのです
。よって、「雷おこし」は、この名をブ
ランドネームとして、観音様ご開帳の日
に「ほおずきと、雷おこしは、雷除けの
おまじない」などのキャッチフレーズで
、明治中期から売られているのです。
 “ある日、観音様に泥棒が入ったので
す。お賽銭や仏具をいっぱい盗んだ泥棒
、お腹が空いていたので観音様にお供え
しているお芋やお菓子を腹一杯頬張り、
一目さんに雷門前まで逃げて来たとき、
急に腹痛を起して、「プゥ〜」。それを
見ていた風神様、顔を歪めて、「くせ〜
もの〜!」って言ったのだとか・・・”