2003年3月15日 土曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数23枚

嫌な週末

 週末になると天気が崩れるんですね。
小雨の嫌な朝になってしまいまいた。そ
んなことは余所に、週末とあって浅草寺
境内は大勢の観光客で相変わらずの賑や
かさです。桜茶屋の営業も始まりました
が、こんな天気に影響でまだ客が無いよ
うです。せっかくオープンの初日なので
、小雨の中でも優雅にお茶を楽しむ演出
なんかが有ったら、きっと観光客もつら
れて入ってくる・・・、そんなこと無い
かな。この桜茶屋はこれから4月いっぱ
い営業するのです。
 いよいよ示現会の日がやってきました
。浅草神社境内では、花笠と提灯が飾ら
れ、神輿蔵に並んだ三基の神輿のお披露
目が行われております。でも、いつもと
ちょっと雰囲気が違って見えるのはなぜ
でしょうか。そうそう、神輿の前に飾ら
れる鳥居がまだ付けられていないんです
。それとも、浅草寺本堂に安置されるの
で、あえて取り外したってことなんでし
ょうかね。確か昨年までは、鳥居が付い
たまま浅草寺本堂に飾られていたような。
 今夜の堂上げまでには、雨が上がって
欲しいですね。三社祭の御神輿の別の一
面が見られるこの示現会。お祭りファン
じゃなくってもきっと楽しめると思いま
すよ。今夜は是非浅草にいらっしゃい!
 台東区の広報によると、台東区指定文
化財が決まったことが報じられておりま
す。指定無形文化財は、つげ櫛作りの竹
内勉さん。指定生活文化財は、ヤスリ作
りの深沢敏夫さん。他に有形文化財とし
て数点が認定され「台東区区民文化財台
帳」に登載されました。
 特にあほまろが注目するものは「ヤス
リ作り」。ヤスリといっても、どこの金
物屋さんでも売っているヤスリとはちょ
っと違うヤスリなんです。和鑢(わやす
り)といって、古くは五世紀の古墳から
も出土される道具で、主に貴金属の制作
に用いられる、金属飾職人のための道具
なのです。和鑢は、使用する用途に応じ
てタガネで丹念にミゾを入れていく、気
の遠くなるような作業なのです。江戸時
代中期頃には江戸市中には多くの和鑢職
人が開業していた記録も残っております
が、今ではこの技術の伝承を受け継ぐ人
も少なく、今回認定された深沢さんは、
台東区内では唯一のヤスリ職人で、その
技術は大変貴重な物なのです。
 あほまろは古銭の研究をしており、古
銭の真贋を鑑定する要素としてこの鑢目
が重要な判定ポイントとなっております
。収集家を騙すために造られた偽金のほ
とんどが現代の西洋ヤスリで仕上げられ
ており、和鑢のアジを出せる技術など、
贋作者には思いも付かないことなんでし
ょうね。深沢敏夫さんは、そのような伝
統的工芸品の製作用だけでなく、外科医
療用など多様な用途に対応したヤスリの
注文に応じているそうです。
 3月23日(日)台東区役所10階大
会議室で、「下町を走る自転車」シンポ
ジウムが開催されます。自転車を愛する
タレント「なぎら健壱」氏によるおもし
ろく、おかしい自転車の体験談の講演と
自転車問題に取り組むパネリストによる
自転車討論会も行われるのです。あほま
ろも、「みんなの自転車」の会として出
席することになっております。入場無料
で、どなたでも参加できますので、お暇
な方は如何ですか。