春の陽気が一気に高まってきたような
朝です。今までは富士山が綺麗に見える
日は気温が低く寒かったのですが、今朝
はそんなジンクスも吹っ飛んでしまった
ような青空で、とっても暖かいんですよ
。そんな陽気に誘われて、久しぶりに隅
田公園を桜橋付近まで歩いてきました。
　隅田公園は上野公園に並ぶ桜の名所で
、染井吉野を中心におよそ５万本の桜が
並んでいます。花見の時期には毎日数万
人の人出で賑わうのですが、この時期は
数人の通勤客が行き交うだけでちょっと
寂しいんです。
　この陽気で気の早い桜は芽をほころば
せてきました。もっとも、川の側は気温
も高く開花の時期が早いのですが、今年
は更に早い開花になりそうです。開きか
けた蕾にそっと触ってみました。かなり
柔らかいんですよ、ちょうど軟式野球の
ボールの表面の弾力って感じでしょうか
。これがテニスボールの感触になった時
に一気に開花するんです。これから毎日
が楽しみになりますね。
　東京都ロードプライシング計画っての
を御存知でしょうか。石原都知事が、都
の財政赤字を解消するため、外形標準課
税やホテル税に続く思索なのです。
　これは、東京都の都心部に進入する全
ての車から料金をとる制度で、都内の渋
滞緩和による経済活性化のために策定さ
れたとの大義名分で実施を検討している
そうです。２００４年３月の実施を目指
して「東京都ロードプライシング検討委
員会」で検討されている内容を簡単に説
明します。
　課金範囲は「ＪＲ山手線内側」「環状
６号線と隅田川で囲まれる地域」「環状
７号線と荒川で囲まれる地域」の３案が
あり、集金方法は自動料金収受システム
ＥＴＣではなく、有料のステッカーを買
って車に貼る方式が有力とされておりま
す。料金は普通車１日５００円、大型車
１，０００円を予定だそうです。
　この問題、またまた波紋を投げかけて
いるようですが、外形標準課税やホテル
税なんて悪法よりはマシな考え方ですね
。現在ヨーロッパやアメリカの一部の都
市では、環境問題や安全問題からこのロ
ードプライシングを行い成功している事
例も多いのです。現在都内に入ってくる
車の７割以上が自家用車（白ナンバー）
で、業務用の車（緑ナンバー）の中から
更に選別された業務車だけの無料進入を
認め、他の車からは強制的に徴収するよ
うになるそうです。
　自動車利用者にとって、都内が空いて
いる土日祝祭日には無料とし、本来の目
的である経済活動の損失を損なわず、境
界線付近の生活者・事業者の利便を損な
わぬよう運用してもらいたいと思います
が、これによって広くなった道路に、自
転車専用路の設置も合わせて考えてもら
いたいですね。
　オランダやデンマークなど、自動車は
市内乗り入れ禁止を法律化している国も
あり、市内は自転車天国になっているの
ですよ。でも、日本のように何時間も駅
の周辺に放置している自転車なんて一台
も無いのです。
　自動車の流入を阻止する考えと一緒に
、それに変わる交通手段の一環としての
共有自転車も考えて欲しいですね。
　あほまろは、石原行政全体は嫌いです
が、このロードプライシング案には大賛
成なんですよ。