2003年1月17日 金曜日

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数20枚

防災

 朝のテレビで信じられない光景を目に
してから今日で8年目。6433人の命
を奪った阪神大震災の悲惨な光景が今で
も目に浮かんできます。最初にテレビで
映し出されたのが倒壊した高速道路。ね
ぼけ眼で、いったい何が写っているのか
を把握するまで暫しの間と、その直後全
身を襲った動揺。全く信じられない事実
だったのです。大地震であり、高速道路
が崩壊して、所々で火事が起きている。
報道もその全容が把握できず、ヘリコプ
ターから潰れたビルやくしゃくしゃにな
った線路と電車など悲惨な映像が解説も
無しに映し出されていました。
 あの日はみんなテレビにかじり付いて
いたに違い有りません。最初は100名
程度の死者が出ている模様と報じられ、
その後1000名、2000名・・刻々
増え続ける死者、負傷者、行方不明者の
数。
 神戸の六甲口に住む友人は、正に地獄
そのものだったと語っています。幸いに
も彼のマンションは倒壊を免れたのです
が、周りの建物は総て倒れ、自宅からの
出入りは窓から。路上には放置された無
数の死体。自宅に入るにも、物を持ち出
すにも、死体をまたいで行なわなければ
ならなかったと、涙ながらに語っており
ました。こんな恐ろしい災害は二度と起
こって欲しくないですね。でも、また近
々静岡付近で、同程度の地震が発生する
可能性が有るともいわれているのです。
 総てを破壊する地震は有る意味防ぎよ
うがありませんが、火災は注意ひとつで
防ぐことができます。今月26日は文化
財防火ディーです。昭和24年のこの日
、法隆寺金堂壁画が焼損したことを教訓
に、「文化財防火デー」と定め、文化財
を火災、震災その他の災害から守るため
、全国的に文化財防火運動を展開し、国
民一般の文化財愛護思想の高揚を図るも
のです。
 それらの記念日だけ、特別な行事が行
われるようですけど、防火や備えは常日
頃気遣いをしていなければいけないんで
すよ。地域ぐるみ、住民ぐるみの防火・
防災意識の高揚につとめましょうね。
 浅草大勝館のスター”橘大五郎”。若
干17才の高校生で、おばちゃま方のア
イドルなんです。昨年、浅草を元気にし
ようと集まったイベントでも、何ともい
えぬ艶やかさは、男をも魅了したのです
。正に新下町の玉三郎って言っても過言
じゃないんですよ。この人のポスターが
貼られると、必ず無くなってしまうって
のも有名な話。今朝、公園通りを歩いて
いると、とあるシャッターの前に貼られ
たポスターの一枚が、体の部分だけ切り
取られているんです。何もここまでしな
くっても、欲しけりゃ、全部剥がしてい
けば良いのにね。それより、心配なのは
これを切り取った人は、いつもカッター
を持ち歩いているんでしょうかね。舞台
で踊る”橘大五郎”を斬りつける・・な
んてことしないでくださいよ。
 昨夜、女性写真の第一人者で写真界の
大御所、秋山庄太郎さんがお亡くなりに
なったそうです。あほまろは以前に西麻
布のスタジオで、秋山の仕事を見学した
ことがありました。写真を撮る前に、延
々モデルさんと世間話。表情がほころん
でくるのを待つのだそうです。そんな優
しいおじさんでした。82才の生涯、本
当にお疲れさまでした。ご冥福をお祈り
申し上げます。