2002年12月26日 木曜日     

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数29枚

雪国パワー
 気象庁によると、日本付近は冬型の気
圧配置が強まり、北海道から中国地方に
かけての日本海側で山沿いを中心に、今
日から明日にかけて大雪のおそれがある
と発表しました。今朝の東京は富士山が
望める晴天ですが、さすがに寒い。きっ
と日本海側では大雪になっているそうで
す。
 今朝の東京は気温が低いだけで、雪の
予報は無いのですが、今夜から明朝にか
けて所々で雪が降るそうですよ。みなさ
んには申し訳ないのですが、あほまろは
雪の東京をもう少し撮しておきたいので
、降って欲しいなぁ・・。なんて無責任
なことを考えているんですよ。
 今朝は、東北地方や、関東北部では、
多いところで50〜60センチの積雪を
記録しているそうです。そのため早朝か
ら交通機関の麻痺が続いているとか。も
っとも、北国では、雪の無い正月なんて
考えられないでしょうけれど、こんなに
降りすぎるのも困ったことですね。先日
問題になった、「雪国はつらつ条例」の
間違いも頷けますね。「雪国はつらいよ
」って思いたくなるのも確かですね。
 毎日新聞社刊「雪国の視座」によると
、「雪国」と言われる地域は、日本の国
土の60%、人口の20%、GDPの1
8%を占めるそうです。そのように、日
本において大きな位置を占めながら、こ
れまで必ずしもその全体像が明らかにな
っていなかった雪国のもつ力を、自然・
社会・経済・技術・文化を含め、専門家
が描いたユニークな雪国ビジョン。それ
によると、先進国は総て雪国なんですよ
ね。
 昨年、青森市雪国学研究センターでは
、『東北学の誕生』〜雪の中から生まれ
た生活文化〜と題したシンポジュームで
、雪は克服しなければならない障害であ
るとともに、暮らしや産業活動に欠かせ
ない貴重な水資源。また、雪は、ふるさ
とに多彩な四季をもたらしてもくれ、人
間の思考能力も雪によって冴えるのだと
宣言されました。雪国は一つではなくい
くつもの雪国がある。日本の中だけでは
なく世界中にいくつもの雪国がある。こ
れら雪国の共通項がサイエンス・学問と
しての「雪国学」になるそうです。
 また、昨日のニュースでは、青森、秋
田、岩手の三県が合併する動きが有ると
のこと、行政レベルで真剣に県の統合と
取り組むのは、日本で初の試みだそうで
す。平成25年頃を目指して調整中なの
だとか。
 ”いくつもの雪国”が”大きな雪国”
となって、雪国人のもつ偉大なパワーを
日本の発展に寄与するために、日本の首
都を雪国に持っていきましょう。そんな
ことも語られているんでしょうね。