2002年10月12日 土曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数37枚

新タマちゃん
 仲見世を散歩中、携帯電話が。アドレスを変更
してからようやく静かになって喜んでいたのに、
またまた迷惑メールが舞い込んできやがった。”
せっかくの休日に寝てるだけじゃ体がくさっちゃ
う!、いい休日にしませんか?オネガイ・・寝て
るだけの週末にバイバイ させて(^-^)/~~”。 
 バカ野郎、休日だから寝てるだけで良いんじゃ
ないか!                  
 三連休の始まりだが、あほまろはいつも通り、
浅草から離れる予定なんてない。紅葉にはちょっ
と早いようだし、それより連休ってのは何処の行
楽地も混んでいてホテルも高くつまらないのだ。
「人げ多く混みては、いとど御心地もくるしうお
はしますらむ」、紫式部日記にも書いてるじゃな
いか。と、いっても連休の事じゃないんだけどね
。昨夜は何故か寝苦しく、秋の夜長の三時過ぎま
で文学書を読みふけってしまったのじゃ。 
 文学者の父に育てられた紫式部。父の思いとし
て、彼女が女であったことが残念とも書かれてい
る。父は男と対等な人格に育ち、彼女自身も父の
意に添い、精神的に独立の自覚のある女性に育っ
たと思われる。藤原宣孝との結婚後、四年間で出
産・夫との死別、家族との葛藤を経験した彼女は
宿命的な悲哀に満ちた人生認識を深め、それが源
氏物語の執筆の原動力になったのであろう。  
 ”紫式部日記”を読んでいて、無性に紫式部に
会いに京都に行ってみたくなったりもする。数年
前、源氏物語に登場する中河の地を歩き、堀河院
址を忍びながら紫式部の墓をお参りしたことを思
い出す。アーァこの連休は京都に行ってみたいな
ぁ。なんて人並みの休日を夢見るのでした。  
 毎日、”株価がバブル後最安値を更新しました
・・”。なんて暗いニュースだらけの中に、よう
やく登場してくれた、”新タマちゃん”。日本も
捨てたもんじゃないね。           
 「ごく普通の女性が、ごく普通の会社員と、ご
く普通の結婚をしました。ただ一つだけ違ったの
はノーベル化学賞を受賞したこと・・・、気がか
りなのは、授賞式は正装で、妻もドレスを着て、
ダンスまでしないといけないそうで、勘弁して欲
しいと思いました」、田中さんの奥さんのコメン
トだ。このところ、明るいニュースと言えば、”
タマちゃん”一色だったのが、3日前から突然降
って湧いたように、報道陣は田中さんの事で一色
になってしまった。やれ、ひょうきんだとか、笑
顔が可愛いとか、科学者のわりには物忘れが激し
いとか。って言っても、普段とは全くかけ離れて
しまった現実に未だ困惑しているのだろうね。こ
んな素っ頓狂な田中さんの加熱報道を見てると、
女房がいみじくも”新タマちゃん”だね。なんて
言ってました。               
 時代祭の準備で忙しい今朝の浅草寺に、愛媛県
今治市の高校生、総勢350人がやってきた。二
泊三日の修学旅行も終わり、今日帰るそうだ。お
国訛りで、元気の良い男子学生が、モモちゃんを
散歩させたいという。いつもは元気なモモちゃん
、知らない学生達に囲まれ、今朝はかなりおびえ
ているのでした。”東京で得たことは?”。”疲
れた!”。たったそれだけですか、学生さん。男
に生まれたことを父が一番喜んでいるんですよ。
 ”敵あた見たる虎か吼ゆると諸人の脅えゆるま
でに”。秋の夜長はもっと文学しましょうね。