2002年10月4日 金曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数25枚

温故創新
 見慣れない天井を見つめながら、あほまろは今
何処に居るのか思い出すのに暫しの時間を要する
。そうだ、ここは自宅じゃないんだね。昨日は久
しぶりに早起きをし、一日中興奮の時間を過ごし
てしまった心地よい疲れからの熟睡。暗くて狭い
部屋の中で、意識朦朧の目覚めでした。    
 いつもの癖で、モモちゃんもいないのに中華街
で有名な神戸元町の朝を散歩いてみる。きっと今
頃は、女房がモモちゃんを散歩に連れていってく
れているだろう。そんな事を思うと、無性にモモ
ちゃんのような犬が見たくなった。住宅が少ない
地区でも、誰か犬の散歩をする人が居るだろう。
そんな人に出会ったら話しかけてみよう、なんて
思うが、さすがは神戸の繁華街とあって、仕事に
急ぐ通勤客がせわしなく歩く姿だけ。犬の散歩を
する人なんて誰も居ない。もちろん町中は緑も無
く、どっかの公園ででも遊ばせているのだろう。
知らない土地を闇雲に散策するが、公園らしきと
ころなんてどこにも無いのだった。ただ、南京町
スクェアで中国から寄贈されたという十二支の石
像の中に、何の種類か判らない太った犬と出会い
、一応、”モモちゃん”なんて声をかけてみるの
でした。モモちゃんはまた、怒っているんだろう
ね。                    
 今日はこれから姫路で開催されているクラシッ
ク・ラベル・アート展に出向く。この展示会は、
姫路商工会議所青年部創立10周年を記念した行
事で、かって、ありとあらゆる工業製品、生活用
品を飾った様々なラベルを展示し、商品のイメー
ジを想像し、購入者を思い描きながら競い合った
ラベル職人達の息吹を今に伝えるイベントなのだ
。あほまろの友人も企画に参画しているこのイベ
ント。キャッチフレーズは、”温故知新”から”
温故創新”へ、かってのすばらしきポスター、ラ
ベルアートの新鮮さを、今あなたに観て、感じて
、そして新たな感性で創りだしてほしい。そんな
思いを、”創新”という言葉に込めているのだ。
 懐古調のデザインを好んで使用するあほまろが
描くデザインの根底もそんなところなのだ。ラベ
ルのデザインからまた何か新しいアイデアが産ま
れてくれることに期待してこの展示会を堪能する
予定でいる。