2002年9月27日 金曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数29枚

世界平和
 さほど寒さも感じない小雨の中の散歩になった
。時折強く吹きつける風が秋の深まりを感じさせ
る中、浅草寺境内で朝、久しぶりに小さな中学校
の修学旅行生を見た。バスガイドを先頭におよそ
10名ほど。いつものように、”どこから来たの
?”との問に、”盛岡の松○○・・”。訛ってい
て聞き取ることができなかったが、聞き返すこと
もせずに、”旅行、楽しんでね”と声をかけ通り
過ぎた。朝から目一杯元気な子供達に逢って、あ
ほまろとモモちゃんも小雨の中でも何故か楽しい
のでした。   
 宝蔵門前の奉納提灯が取り付けられた。しかし
、昨年までは隙間無く飾られていた提灯も、今年
は歯抜け状態。これから寄付を募っていくのだろ
うがかなり寂しい。この提灯の奉納は一個一万円
で納めることができるそうなので、ご希望の方は
まだまだ間に合いますよ。浅草寺の菊花展は、来
月の半ばまで開催されるのです。    
 浅草寺の境内に、世界平和祈願法要のポスター
が貼られている。この平和祈願は、今年の一月、
ローマ教皇ヨハネ・パウロ二世の呼びかけのもと
、キリスト教、仏教、神道、イスラム教、ユダヤ
教など世界11の宗教の指導者が一堂に会し、平
和の祈りを捧げたことに由来する国内の行事だ。
 仏教の究極の目標は、この世のすべての事象を
「縁起・空」と悟り、解脱に到ることである。そ
の悟りの世界こそ、究極の平和世界であって、こ
こから地上の平和の基本が展開するといってよい
。力の均衡によってではなく、相手と自分に対す
るとらわれを超え、違ったもの同士が手を取り合
って「一如」の心で生きるように勤めるーこれが
仏教によって平和を実現する際の基本理念であろ
う。このような考え方は共生の思想のバックボー
ンとしても注目されている。         
 浅草寺のポスターには、”二十一世紀を迎え、
誰もが平和な世紀元年を願い、希望に満ちたスタ
ートをしたはずでした。だが、世界の現状は問題
山積、多難な様相を呈しております。(中略)わ
れわれ個人個人は別の存在ですが、ほかの人との
深い関係、支え合いの中で、「生かされて生きて
いる」のですから、観音様のこの「悲しみ」「温
かな心」のはたらきは、今日求められている「和
解」と「共生」のために必ず持たねばならない心
構えです。”                
 この「世界平和祈願法要」は、10月1日〜1
1月30日までの二ヶ月間、板東33霊場で同時
に行われ、開会式は、ここ浅草観音堂で行われる
ようです。10月1日(火)正午、板東33霊場
の貫首達によって、雷門よりお練りの行列が行わ
れるそうです。               
 この機会に世界平和と景気回復を、みんなでお
願いしようではありませんか。