2002年8月31日 土曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数33枚

差別は止しましょう

 蒸し暑い朝になりました。歩いているだけで、
背中に汗が流れるのが判るのです。こんな残暑厳
しい中、今日は浅草サンバカーニバルが開催され
るのです。雷門通りは、招待席や音響装置の設置
で関係者は忙しそうです。また、観音裏広場では
各出場チームの山車造りや飾り造りが行われてい
ます。みんなウキウキと楽しそうに作業をしてい
るのです。それもそのはず、ラジカセからの快適
なサンバのリズムにのって作業をしているからで
す。こんな光景をみていると、昔、黒人やラテン
系の連中のリズム感を羨んだのが嘘のようですね
。午後2時から開始されるパレードが待ち遠しい
ようでした。         
 新聞によりますと、福岡の太宰府天満宮では、
チンドン屋が大集合して博覧会が開かれたそうで
す。この博覧会は今年で3回目で、全国から19
グループ約80名のチンドン屋がその技を競った
そうです。こんなニュースを見ていると、浅草も
、こっちの方が似合った地域のようにも思えます
ね。参加者みんながニワカ・チンドン屋に変身し
て練り歩くのってきっと楽しいでしょうね。サン
バの格好をしたチンドン屋が居ても良いでしょう
。こうなると、本当の日本の伝統文化の一旦にな
るんでしょう。浅草の六区のパチンコ屋さんは、
毎週末チンドン屋を雇って賑やかな演奏でお客さ
んに呼びかけています。浅草でもチンドン大会を
開催しましょう。              
 部落差別・身体的差別・性差別・人種差別・職
業差別と差別用語に指定されている言葉はかなり
多いようですが、職業そのもので人を呼称するの
は差別とされているようです。たとえば、青果店
の主人を”八百屋さん”て呼ぶのも差別用語とい
われています。ですから、テレビのドラマなどで
は使用を自粛しているそうです。差別用語辞典を
見ると、”洗濯屋”や”チンドン屋”も差別用語
とされているのです。そう言えば、あほまろの子
供の頃、”バカ・バカ・チンドン屋・お前の○○
ちゃん、でべそ!”なんて悪口に使った記憶も蘇
ってきました。               
 また、差別用語としては直接指定されてはいま
せんが、人間を他人に比喩するとき、悪い方に比
喩するのも差別とされているのです。たとえば、
”優香に似てるね”と言われれば、誰もが悪い気
持ちには成らないでしょう。しかし、”マチャミ
にそっくりだね!”と言われたら、ちょっとショ
ックを受けるでしょう。また、動物に例え、”子
犬みたいだね”なんて言われると何か可愛い感じ
ですが、”猿みたいだね”なんて言われると、ム
ッとするでしょうね。これら、マチャミも猿も差
別用語では無いのですが、使い方によって差別用
語になってしまうんですね。         
 それはともかくとして、チンドン屋さんが自ら
の職業をチンドン屋と称して活動しているのです
が、今回の「第3回全国ちんどん博覧会」では、
あえて”屋”を外したタイトルになっているのも
そのためなのでしょう。しかし、新聞やテレビの
ニュースではしっかり”チンドン屋さんが・・”
って言っていましたよ。 
 この夏最後のイベント、浅草サンバカーニバル
。絶世の美人に混じって、”そうでも無い美人”
や、”元美人だったであろう”人達も裸同然の格
好で踊るでしょうが、目のやり場に困っても、差
別無しに鑑賞しましょうね。 アミーゴ!